合説におけるミスマッチ
先週末に、千葉県中小企業家同友会が千葉で合同企業説明会を開催しました。
参加企業13社に対して、100名強の学生が参加。
千葉の同友会の合説で100名を超える学生が集まったのは、数年ぶりのことで、学生の就職活動の厳しさ、中小企業への関心の高さなどが伺えます。
千葉キャリでも告知の協力をさせていただいたのですが、まずまずの集客になり、ホッとしました。
ですが、中小企業を集めた合同企業説明会の企画における課題も見えてきました。
というのは、「各企業が選考に進んでほしいと思うような学生がどれほどいたのか」という視点で考えると必ずしも満足のいく集客結果ではなかったと感じるのです。
集客の協力をさせていただいた当社としてももっと工夫が必要だったと思います。
合説に参加する中小企業の多くは、営業職、技術職などで積極的に活躍してくれるアグレッシブな学生を求めています。
一方、合説に参加する学生の多くは、安定している企業や研修制度の整っている企業、どちらかと言うとおとなしく働ける会社や仕事を求めています。
これでは、やはりミスマッチが生じてしまいます。
参加企業は数十社、参加学生も数百名という大きなイベントになれば、ミスマッチも解消されるかもしれませんが、中小企業10社前後のイベントでは、母集団の集め方を工夫しないと、お互いに不完全燃焼になってしまいます。
企業にとっては、「選考に進めたいと思う学生がいなかった」ということになりかねませんし、学生にとっては「せっかく参加したのに目当ての企業がなかった」ということになりかねません。
どんな企業を集めるのか、どんな学生を集めるのか。
業種も職種も違う中小企業を一緒くたに集めた合説というのは、限界にきているのかもしれません。
千葉キャリで行うイベントの企画・運営についても見直しが必要だなあと強く感じました。
毎年行っているイベントでもその意義や効果をしっかりと検証しないと、いつの間にか通り一遍の内容になってしまう恐れがありますね。
要注意です。