営業職の特権
営業職の特権の一つに、「お客様を選べる」ということがあると思います。
もちろん、この特権を行使するには、強い信念とお客様に対する真摯で謙虚な姿勢が欠かせませんが、その上で、「お客を選ぶ」ことがとても大事。
このところ、千葉キャリでは、先週に助成金活用セミナーを開催するなど、助成金を活用した新人育成の教育体制作りの提案に力を入れています。
助成金制度活用の本来あるべき流れは、
新人育成の仕組みを構築したいがその予算やきっかけがない
↓
教育プログラム作成の必要性を再認識
↓
助成金制度の活用を考える
となるはず。
しかし、
助成金を獲得したい
↓
助成金を獲得するためには教育プログラムを作成しなければならない
↓
そちらでそのプログラムを作成してほしい
というように考える経営者もいるんですね。
これはおかしい。
先日訪問した会社では、助成金獲得がありきで、社員教育制度の確立には余り興味がない。
これには滅入ってしまいます。
話が全然かみ合わず、早々に辞去しました。
助成金制度をきっかけに教育プログラムを作ろうという流れも悪くはありませんが、その際には、せめて、どんな教育をしたいかという要望やコンセプトくらいは自ら考えてほしいものです。
千葉キャリの利用を何度もいただいている先だったので、ちょっとショックでした。
お客様に対して、正しい意見や本音が言える関係を築いていないといい提案はできませんね。
日頃の営業活動のレベルが低かったんだろうな。ここは大いに反省。
とはいえ、新入社員教育のための助成金です。
新入社員の教育に真剣に向き合っている会社に提案したいものです。