国際教養大学
週末に録画していたカンブリア宮殿をまとめてみました。
その中で、「理想の人材」スペシャルというテーマのものがありました。
大学生の5人に1人は就職できないという状況の中、就職率100%を誇る地方の新設大学を特集ということだったのですが、それが、秋田県にある国際教養大学。
・学内は日本語禁止(基本的に会話は英語)
・1年間の海外留学が必須
・卒業できるのは約半数
・寮生活のクラスメートは多国籍
・インターン80時間で3単位の習得
と面白い取り組みが多くありました。
もはや日本の大学ではないですね。
商社や銀行を初め、大手企業や有名企業にも多くの内定者を出しているのですが、何よりびっくりしたのは、学生の顔つきがいいこと。
自信に満ち溢れ、志を持っている学生はこうも違うのかと正直驚きました。
人見知りだったというある女の子が、「ここでは自分からチャレンジしていかないとあっという間に取り残されてしまう」とこの学校との出会いで自分の性格が変わったと話していました。
彼女は、世界遺産に興味があり、国際公務員の資格について勉強を始めたところだといいます。
彼女の話し方や表情には、人見知り的な気後れ感はなく、実に堂々としていて目が輝いていました。
一つのことに必死になって取り組むことで、自分のやりたい事や興味の湧くものが見つかるもの。
容赦のない状態で何かに取り組むことの大切さを感じました。
どんな時代でも「求められる人材」というのは育つんですね。
彼女たちが「景気何か関係ありませんよ」と言うのには納得です。
この大学の中島学長は、東京外国語大学の元学長。
今の大学教育の在り方に疑問を感じ、国際教養大学を立ち上げたようです。
学長の話からも志の高さが伺えました。
こんな大学がもっと増えるといいですね。