売れると思う商品を売る or 売れた商品を売る
先日訪問した会社の社長から経営のアドバイスをもらいました。
その方から見ると、僕の経営は、売りたい商品(サービス)、売れると思う商品(サービス)を売ることにこだわりすぎているように映るそうです。
「気がつくと自分自身で売れる、売れないという壁を作ってしまっていることがよくある。その壁がなくなると楽だよ」と話していました。
この社長もいつの間にか、売る前に売れる売れないの判断をしていたそうですが、新たな分野に進出するにあたって、商品の選択を自然に任せました。
そうすると、思ってもいないものがどんどん売れる。その売れたものにさらに力を入れる。それで、経営に対する考え方が大きく変わったそうです。
経営とはこれでいいんだと思ったそうです。
「もう少しこだわりを捨ててみれば」とアドバイスをいただきました。
売れたものをどんどん売るというのは、市場動向に乗るということなので楽。
売れないものを売ろうとすることが一番疲れるわけだから、そんな作業は極力避けた方がいいということです。
確かにその通りかもしれません。
僕は、「売りたい商品を売る」のも「売れた商品を売る」のも経営的には正しいと思います。
どちらかというと、やはりこだわりを持って売ることに喜びを感じるタイプなのですが、この社長の話を聞いて、商才とはこういうことを言うんだろうなと感じました。
同社は、現在、中国にも進出していますが、世界のマーケットの中で戦っていくには欠かせないセンスなんだと思います。
業種は全く違いますが、参考になりますね。
僕ももう少し柔軟に考えるようにしてみよう。
まずは、アンテナを高め、「何でもできるよ」という情報提供の幅を広げる必要がありそうです。