大学の人事異動
新年度ということで、大学の就職課やキャリアセンターでも多くの人事異動があるようです。
その異動が結構激しいのに驚かされます。
学生の就職率が低下している中、就職課の役割はとても重要になってきています。
求人開拓、就職活動の指導、メンタルケアなどなど。
なので、大学としてはその分野のプロをどんどん育てるのかなというイメージがあったのですが、そういうわけでもないようです。
総務や入試センターなど、別の部署から初めて就職課に異動する先生も多く、中には、学生と話をするのは初めてとか、民間企業を全く知らないといった先生もいますし、一方で、外資系企業や大手企業の人事担当者を外から引っ張ってくるケースもあります。
人選に?がつくこともしばしば。また、昨年、新任の挨拶をした人がもう今年はいないということもあります。
就職課の人事が結構頻繁に変わるというのは、僕がこの仕事を初めて一番驚いたことかもしれません。
そんな状況ですが、就職課の先生に求められる能力やスキルは年々高まっているように思います。
経営者や人事担当者からニーズを聞き出すには、企業や経営についての知識がないとだめですし、学生から信頼を得るためには、仕事内容に対する知識の他、高いコミュニケーション能力を持っていないといけません。
年々企業のニーズは変わりますし、学生の課題も変わりますので、それにも対応しないといけません。
そんなことを考えるととても難しい仕事です。
できれば、長期ビジョンをもって活動の出来る人と一緒に新たな取り組みにチャレンジしたいですね。
そんな期待を持って大学まわりをしたいと思います。