大学生が就職したい会社
毎日コミュニケーションズが2011年新卒の「就職企業人気ランキング」を発表しました。
文系ランキング
1.JTBグループ
2.資生堂
3.ANA
4.オリエンタルランド
5.三菱東京UFJ銀行
6.明治製菓
7.JR東日本
8.三井住友銀行
9.エイチ・アイ・エス
10.ベネッセコーポレーション
理系ランキング
1.味の素
2.パナソニック
3.カゴメ
4.資生堂
5.ソニー
6.明治製菓
7.三菱重工業
8.JR東日本
9.JR東海
10.東芝
学生が就職したいと思う基準としては、「安定性」や「やりたい仕事ができるか」がやはり大きいようです。
文系の1位から3位までのランキングは3年連続ということで、JTBの人気はすごいですね。
そんな中、面白いのが、食品人気。
『明治製菓』が24ランクアップの6位、『ロッテ』が21位(前年42位)、『カゴメ』が22位(前年38位)、『味の素』が24位(前年26位)とトップ100内に食品13社が入ったようです。
他意はありませんが、個人的には明治製菓が6位というのは驚きました。
食品人気は、景気のよくない今の時代を反映していますね。
最近、就職や転職支援に参考になるかと思い、エンゼルバンクを見ています。
その中で転職代理人・海老沢康生が「美人薄命」というメッセージを伝えていました。
ものすごく簡単に言うと、現在好景気に見える企業ほどこの先の状況はわからないよというもの。
この考え方はとても大事ですね。
プロダクトライフサイクルというものがあるように、ずっと成長期にある商品やサービスはありません。
どんな商品や事業にも、景気とは別にその商品や事業独自の好不況がある。
「安定している」ということは確かに選択基準として大事かもしれませんが、それが永続すると錯覚してしまうのは危険です。
そのことを認識した上で、会社選びができるといいですね。
会社に入った後も、この感覚を持ってサービスや商品の改善に取り組める社員が重宝されます。
自分が学生の時にはそんなこと考えなかったなあと思いつつ、ついついそんなことを言いたくなってしまいました。