学生の企業を見る視野の狭さ
先日、パソナの担当者と話す機会がありました。
パソナでは新卒未就職者支援事業を行っているのですが、未就職の学生(厳密には卒業しているのですが)の研修を行う中で、仕事に対する視野の狭さを感じるとその方は話していました。
世の中にいろいろな仕事があることを知らないし、仕事の一つ一つを詳しく調べることをしない。
なかなか就職の決まらない学生にはそんな傾向があるそうです。
そんな話を聞いて、あるメルマガで読んだ記事がリンクしました。
マイナビの行っている大学生の就職企業人気ランキングの上位10位に入っている企業の中で、BtoBのビジネスモデルがメインの会社は1社しかなく、ほとんどがBtoCモデルだという記事です。
■文系総合ランキング(上位10位)
順位 企業名 得票 昨年順位
1 JTBグループ 1,250 1
2 ANA(全日本空輸) 892 3
3 資生堂 838 2
4 オリエンタルランド 657 4
5 三菱東京UFJ銀行 642 5
6 JR東日本(東日本旅客鉄道) 570 7
7 三井住友銀行 528 8
8 ニトリ 521 11
9 エイチ・アイ・エス 520 9
10 伊藤忠商事 513 16
■理系総合ランキング(上位10位) 順位 企業名 得票 昨年順位
1 パナソニック 338 2
2 味の素 330 1
2 ソニー 330 5
4 東芝 323 10
5 明治グループ
(明治製菓・明治乳業)※ 321 6
6 カゴメ 303 3
7 資生堂 297 4
8 JR東海(東海旅客鉄道) 285 9
8 三菱重工業 285 7
10 本田技研工業 278 14
学生の多くが、日常生活で商品やサービスに触れる企業にしか興味が湧かない、もしくは知らないということです。
BtoBのビジネスモデルを知ってもらうことも大事だし、そもそも人気1位のJTBでどんな仕事をするのかを知ってほしいものです。
きっと旅行業界に華やかなイメージを持っているのでしょう。
もっと深く仕事研究をしてほしいですね。
先日、大学卒業後アルバイトで生計を立てている子を面接したのですが、業界研究、仕事研究が全然できていませんでした。
とても好感度の高いいい子だったので、ホントに惜しい。
千葉キャリでも、企業研究や仕事研究を深く行うきっかけづくりに力を入れていかねばなりませんね。
来年度の学生向けの冊子を作るにあたり、重要なテーマとなりそうです。