先日、個人宅の清掃サービスを行っている会社を訪問しました。

そこで、びっくりしたのは、最近売上をごまかす人が増えているということ。
個人向けの営業では歩合制が多いですが、景気の低迷で、多くの営業担当者の手取りが減っています。

すでに住宅ローンを組んでいる人などはどうにかしなければという思いも強いのでしょう。
ついつい、やってはいけない一歩を踏み出してしまうようです。

例えば、エアコンクリーニング。
薬剤もほとんど使わないので、会社側からすると営業社員が伝票を切らないとわからないのが実情。

「営業に行ってきます」と言って、何件もエアコンクリーニングを行い、「営業だめでした！」と帰ってくるという担当者もいたそうです。
お客様からの問い合わせで不正が発生したと。

同業社で定期的に意見交換する場があるそうなのですが、毎回どこかの会社で横領や社員トラブルの話が出るとのことで、軽くは流せない話です。

中古車販売や買取、不動産会社などではたまに聞く話でしたが、この業界が一番お金を抜きやすいんだと思って、ちょっとびっくり。
確かに、エアコンクリーニングで社員が伝票切らなければ気づかないですよね。

同社では、春に、横領で1名解雇したそうです。
社員を全面的に信頼したい。でも、疑念も湧いてしまう。
社長の苦悩を聞いていてつらい気持ちになりました。

不景気の影響がこんなところにも出ているんですね。

ちなみに、清掃サービスで最近、大変なのが、留守宅がものすごい増えているという事らしいです。
7割は家にいないそうで、新規の営業はあがったりだとぼやいていました。

夫婦共働き率も増えているんでしょうか。

これも景気が影響している？
何でも景気のせいにしてはいかん、いかん。