求人広告をしっかり読む
最近の求職者の応募の状況を見ていると、求人広告をしっかり読んでいないなあという内容が結構目立ちます。
そもそも募集の対象になっていなかったり、アピールする部分が的外れだったり。
求人広告を制作する側としては、広告の中に、伝えたい情報を出来る限り詰め込みます。
広告をイメージとして捉えるのではなく、隅々まで読んで、その情報をしっかりと読み取って欲しいと思います。
求人広告の一番の目的は、会社の良さをPRすることではありますが、それと同時に仕事の厳しさやその会社の足りていない点なども伝える必要があります。
「応募の多い原稿」=「良い原稿」ではなく、「求める人材が応募してくる原稿」=「良い原稿」だからです。
会社の良いところしかアピールしていない原稿は怪しいと思ってください(笑)
我々は出来る限り、そんな原稿は作らないようにしています。
求人広告から読み取れる情報としては、
・会社の価値観
・事業としての強み、弱み
・仕事の面白さ、厳しさ
・職場環境の良さ、悪さ
・新しい社員に求めるスキルや能力や役割
などなど。
特に今の環境においては、「求められている役割」をしっかり読み取ることが大事かもしれません。
どの会社においても経営環境は厳しい状態ですから、厳選採用をしています。
会社の要望を理解することなしに、経営者や人事担当者に響くメッセージや自己PRを書くことはできません。
手当たり次第に応募しても結果は出ません。
まずは、「相手(会社)の状況をできるだけ把握する」ということを意識できるとよいと思います。
土俵に乗らない限り、勝負には勝てません。
せっかくいいものを持っていても、宝の持ち腐れとなってはもったいないですからね。