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とても強まっているように思います。
ランスタッド社が実施した調査においても、勤務先を選ぶ際に重要視する項目として
第1位に「給与水準・福利厚生の充実具合」があがっています。
これまで以上にワークライフバランスが実現しやすい職場環境を重視する
傾向が強まっているとのことは間違いありませんね。
そんなこともあってか、求人サイトでも「福利厚生充実の企業」が
特集されていたりします。
20個以上福利厚生がある企業様も多くあるようですね。
少し前の調査ですが、マンパワーの調査によると、従業員が
望む福利厚生としては、↓ような順位となっていました。
1位:住宅手当、家賃補助
2位:社員食堂、昼食補助
3位:人間ドッグ、健康診断
4位:育児休暇、介護休暇
5位:バースデー・リフレッシュ休暇
中小企業ではなかなか難しいですが、大手企業だと社員食堂への関心は高いようですね。
タニタの社員食堂なども有名ですし。
一方、社員旅行はやはり福利厚生として人気がないようです。
大手企業では社員旅行は減っているかもしれませんが、中小企業では
まだまだ福利厚生として行っている会社が多いんじゃないでしょうか。
中小企業では、社員間の距離の近さを売りにしている会社が多いこともあり、
経営者が社員旅行に行きたがる傾向が強いかもしれません。
とはいえ、在職者の取材などをしていると、そんな距離の近さを
楽しんでいる社員の方もいっぱいいることを感じます。
アンケートは比較的、大手社員が多いでしょうから、
若干、体感値とずれているかもしれませんね。
そんな中、先日面白い福利厚生の話を聞きました。
ドライバーの採用に苦労している運送業の企業様が多い状況ですが、
比較的採用がうまくいっているという千葉の企業様。
(あくまで聞いた話ですが)
福利厚生は、なんとフェラーリに自由に乗れること。
その他、社員が無料で使えるようにクルーザーと別荘の用意もあるそうです。
ドライバーの方には車に興味のある方が少なくありません。
そんな社員の方の気持ちをくすぐる面白い福利厚生ですね。
かなりバブリーな感じもしますが、人材採用に苦しむ業界の中で
知恵を使った面白い福利厚生だと思います。
ちなみにこの会社、無料で食べ放題の食堂もしっかり用意しているようです。
働く社員の方の目線に敏感なんでしょうね。
最近は業績の低迷でなく、社員の確保ができずに、業務縮小、倒産する企業も増えてきています。
利益のしっかり出ているうちに、採用力を上げるために、どこに投資するのか、
その業界や働く人の志向も踏まえた上で、考えることが必要ですね。