焦るな!就活生
昨日、千葉商科大学で、仕事研究講座「営業職」というセミナーを行いました。
午後から4年生向けの学内企業説明会があるので、それに合わせて、営業職に興味を持ち、視野を広げるきっかけを提供しようというのが当初の目的でしたが、参加いただいた約100名の学生のうち、何とその9割が3年生でした。
ゼミの先生に協力をしていただいたことも大きいですが、これから就活を始める3年生の方が関心が高いんですね。
アンケート結果によると、満足度は5段階評価で4.2とまずまずの結果。
少しでも営業職に興味を持ってもらえたのではないでしょうか。
セミナーの初めに、営業職に対する印象を聞いたのですが、「厳しそうな仕事」という印象を持っている学生が何名かいたものの、営業職には就きたくないと考えている学生はそれほど多くなく、就活開始前のこの時期にこういう場を設けることの大切さを感じました。
営業職が会社の中でどのような役割を果たしていて、なぜ営業職が会社から求められるか。
そして、営業職として営業力を高めていくことが、現在の社会、経済の中でなぜ必要なのか。
そんなことを考えることで、仕事に対する視野も広がるし、働くということに対する意欲や覚悟もできていくのではないでしょうか。
学生の姿勢やアンケートを見ていて感じたのは、今の時期の学生は、本当に純粋で先入観も少ないということです。
先入観の少ない今のうちに、具体的なエントリーや面接対策というより、なぜ働くのか、仕事を通じて何を実現できるのか、仕事をすることにどのような喜びがあるのか、そんな根本的なことを学ぶ機会をもっと増やす必要がある気がしました。
それは、裏を返せば、就職サイトを使ってエントリーを開始する段階にはまだ達していないということでもあります。
素直でいい子が多かったので、もう少し余裕を持った就職活動をさせてあげたいなあと感じました。
学生自身もまだ準備ができていないことを感じているのでしょう。
アンケートの中で、「就活に関して今感じていること」という項目があったのですが、「不安」という言葉が非常に多かったのが印象的でした。
コメントを書いてくれた学生の半数近くが「不安」という言葉を使っていました。
とはいえ、今週末から大手サイトがオープンし、就職戦線がスタートしてしまいます。
就活の早期化も困ったものです。
学生たちには、「不安」な気持ちに負けずに、焦らず一歩一歩進んで欲しいと思います。
千葉キャリもそんな彼らのためにできることをどんどん増やしていきます。