現状打破
今週のカンブリア宮殿が面白かった。
ゲストは、セーレンの川田社長。
当時の花形産業である繊維業界に、500人の応募者の中から3人採用という超厳選採用の中、幹部候補生として入社した川田社長は、入社以来長らく窓際族だったと言います。
会社の下請け体質に違和感を感じ、会社を批判することが多く、それが原因で左遷されたそうです。
時代を先読みしすぎた発言が社内では受け入れられなかったということなのでしょう。
入社後の6か月の研修中に、「手だけあって頭のない会社」と感想文に書いたと言うのもすごいですが。。。
そんな川田社長の言葉で胸に響いたのは2つ。
1つは、「現状打破」
川田社長は会社が順調な時から、時代を先読みして危機感を感じていました。
セーレンでいえば、下請けから脱却してメーカーとして自立するということ。
どれだけ変われるか、どれだけ変わったが大事と話していましたが、「激変」するということに勇気を持って立ち向かわないと現状打破は出来ないんだということを改めて感じました。
これは今の日本全体にも言えることですね。
現状打破するためにどうするか、徹底的に考えて行動に移さないといけません。
勇気を持とう!
2つ目は、「夢があれば飛べる」
川田社長は設備投資は夢だと語ります。
新たな製品を生み出すために新たなチャレンジを行う。
まさに多くの技術革命を起こしてきたわけですが、その度ごとに、技術者からは大反対を受けるそうです。
そこに経営者と技術者の違いを話していました。
技術者には「見えるとこまでしか見えない」
経営者は「夢があれば飛べる」
この違いはとても大きい。
経営者である以上、やはりビジョンを描き、夢を追いかけるという視点がないと会社は育たないんだということを感じます。
見えるとこしか見ていないようだと、経営者としては失格ですね。
静かにゆっくりと話す社長でしたが、言葉に強い迫力を感じました。
僕もがんばろ!