真似をされる商品を作る
週末に録画していたルビコンの決断を見ました。
取り上げられていたのは、シャープ。
シャープの創業者・早川徳次氏の口癖は、「他社にまねされる商品を作れ」だったそうです。
僕は知らなかったのですが、シャープは結構、新しい商品を開発しているんですね。
シャープペンシルを発明したのはもちろんですが、国産第一号のテレビを作ったり、電子レンジの「チン!」という音をつけたり、まさに早川氏の言うとおりの開発魂のあるメーカーだったのです。
現在は、液晶テレビで圧倒的なシェアを誇っていますが、その開発が始まったのが、早川氏の時代というから驚きです。
また、早川氏は若いころから「この太陽のエネルギーを活用しないともったいない」と言っていたそうです。
それが太陽電池開発のスタートだったと。
今でこそ太陽光発電など、太陽エネルギーはブームになっていますが、1893年生まれの早川氏が若いころからそこに目をつけていたというからすごい。
そんな創業者の時代から地道に開発を続けていた商品が、今になって花が咲いているわけです。
そして、この創業者の熱い思いが引き継がれていることにも感動しました。
赤字が続いていた液晶事業で革命を起こし、NO.1のメーカーになるために、4代目社長の町田氏は当時事業の柱だった半導体事業への投資を辞める決断をします。
並大抵の勇気ではできるものではありません。
町田社長は「創業者の想いを引き継いでいかなければならない」と話していました。
先日のマネジメント研修ではありませんが、これこそ、「影響力を与える」と言うことなのだと思います。
当社ももっともっと商品(サービス)の開発に心血を注がないとなあ。
他社にまねをされる商品を作りたいものです。