研修の成果
昨年の12月から毎月1日半をかけて行っている営業研修が今日で一区切り。
昨日の研修では、6ヶ月の振り返りを中心に行いました。
振り返りの発表を聞いていると、営業メンバーそれぞれによく学んでいて、成長していることが実感でき、とても頼もしく思えました。
その中で、P君が研修の価値について自分の想いを語ってくれました。
社員研修には絶対に効果がある。
私自身が価値を感じているので、お客様にも自信を持って提案できるようになった。
私自身が感じている効果は3つ。
1.毎月全社員が1日半の研修を受けることで、営業日数が減り、数字が苦しくなると思っていたが、逆に数字が伸びている。
2.社員同士の問題意識や向上心が高まり、コミュニケーションが前向きで、よい雰囲気ができている。
3.内(社長や上司)から言われ続けても理解(実行)できていないことが、外(外部講師)から言われることで理解(実行)できるようになっている。
とのことです。
とてもよい気づきを得ているように思いました。
P君の言う1つ目こそが一番の成果。
毎月1日半の営業日数がなくなることが分かっていると、それを前提とした活動をするようになります。
その結果、スケジュール能力が高まり、納期へのこだわりが高まり、仕事のスピードが早くなります。
そして、それが営業数字に直結するわけですね。
2つ目。
皆で学んで成長するというベクトルができると、社員の結束は高まります。
人数が多いと全員が高いモチベーションで関われるわけではないかもしれませんがそのこと自体にも大きな効果があります。
成長する人の成長スピードは高まりますし、組織に必要ない人も浮き彫りになります。
社内の競争が激しくなり、昇格、降格やある意味正常な人の出入りが生じます。
3つ目。
これも大事。
社長や上司がいくら言っても響かないことが社外の人間が伝えることによって、初めて腑に落ちる。
伝え方のちょっとした角度の違い、ちょっとした受け止め方の違いにより心の底から理解するようになるんですね。
これは研修を後ろで聞いていると一番つらい部分ではあります。
皆、真剣な顔で講師の話を初めて聞いたというようにうなづいている瞬間。
でも、「それ、いつも俺が言っているよね。」「これ、入社時研修で伝えているよね。」なんてことが多々あります。
結構イラッとするのですが、そんなものなんですね。
言葉が響くのは、その言葉を受け入れられる状態になっていないといけない。
到知の藤尾社長風に言うと、心のコップが立っていないといけない。
普段直接関わる距離の近い人では立てられないコップが、他の人が簡単に立ててしまうなんてことがよくあります。
自分の言いたいことを直接ではなく間接的に伝えるということも人材育成の上ではとても大事なポイントだと思います。
そんなことを感じました。
さて、これから研修最後の3時間。
次のステージに向けてしっかり学んでほしいですね。