離職率の改善
今日の日経新聞の記事。
流業やサービス業で離職率が大幅に下がり、人材の定着傾向が強まってきたという記事が出ていました。
退職しても次の就職が厳しいことから、会社を辞めなくなっているのですね。
記事の中に、離職率の推移が載っていました。
日本ケンタッキーフライドチキンでは、入社3年以内の離職率は、今は半減とのことですが5年前は30%だったそうです。
すかいらーくの入社1年目の正社員の離職率は今年は数%とのことですが、昨年までは10%超。
ヤマダ電機も昨年度は6%に改善したものの、その前年度は10%。
大卒の1割が1年以内に、3割が3年以内に離職するとよく聞きますが、これらの会社の改善前の数値は、それと同じ水準です。
そう考えると、ここに上がっている会社の数字はまだよい方なのかもしれません。
早期の離職率を高めているのは、実は中小企業だともい言います。
教育や育成の仕組みが確立されていないため、3年立たずに辞めてしまう。
私の知る限りでも、昨年、多くの会社で新卒が辞めました。
1社あたりの離職者の数は少なくても、積み重なると大きな数字になるのかもしれません。
中小企業でも人が辞めずに育つ仕組みをつくることが今の千葉キャリのミッション。
がんばらないとな、と改めて思いました。
しかし、離職率の改善が、流通・サービス業の採用意欲の低下につながれば、失業者増加につながる恐れがあるということです。
離職率の改善を素直に喜べないのだから複雑な話です。