1人でも2人でも多く!
先日、ある大学の就職フェアに参加してきました。
約90社の企業が集まり、ブースを出展。
大学3年生の約8割が参加したようです。
企業数は昨年が110社と言いますから、やはり2割弱減っていますね。
「これから頑張ろうと決意が顔に表れている学生」と「参加しろと言われたからとりあえず参加した学生」が入り乱れていましたが、活気のある会だったと思います。
その中で目立っていたのが、大学の先生方の努力です。
会場の中を飛び回り、学生に声をかけ、企業担当者に挨拶をするキャリアセンターの先生方。
企業の人事担当者が驚いていたのは、キャリアセンター長自身が、多くの学生の特徴やアピールポイントを把握していること。
意欲が高い子をこの時期から積極的に企業に売り込むわけです。
この大学では昨年にキャリアセンター長とスタッフが他大学から移ってきて、大きな変革を行っています。
指導者が変わることでこんなに雰囲気や対応が変わるのかと感心しました。
やはり、その道のプロっているんですね。
また、フェアの終了後には、企業担当者を集めた懇談会が開かれたのですが、学長や理事長など、挨拶をした大学側の先生方が口をそろえておっしゃるのは、「1人でも2人でも多く当校の生徒を採用してください!」ということ。
長い(笑)挨拶でしたが、型どおりの挨拶ということではなく、強い気持ちのこもった言葉が非常に強く印象に残りました。
そして、懇談会の中では、多くの教授が直接企業と接し、ゼミの学生が興味を持ちそうな会社はないか、企業の採用意欲はどうなのか、など盛んに情報収集していました。
まさに大学をあげての就職サポートに力強さを感じました。
それが、大学やキャリアセンターの仕事だと言えばそれまでですが、就活を始める学生には自分たちをサポートしようとしてくれている人が多くいることを知っておいてほしいと思います。
こういう先生たちであれば、困った時に相談に乗ってくれるはず。
積極的に活用し、納得のいく就職活動につなげてほしいと思います。
できれば早い時期にこういう先生方と情報交換することがお勧めです。
遅くなればなるほど聞けなくなることもいっぱいありますから。