2012新卒向け合説を開催しました
先週の金曜日に来年卒業予定の新卒向けの合同企業説明会を開催しました。
当日の来場者数は約120名と昨年を約30名下回る予想外の結果になりました。
千葉キャリのアクセス数の伸びから、160~180名の参加と予測を立てていたのでちょっと残念。
特に千葉商科大や千葉工大など、千葉の大学に通う大学生が異常に少なかった。
一方で、都内の大学に通う大学生が増え、結果的に参加者の半分を超えました。
千葉県内の大学に対するプロモーションが足りなかったのかもしれませんが、この結果には驚きました。
しかも、人数は少ないですが、早稲田、上智、学習院といった高学歴も目立ちました。
大手志向が高まっているとはいえ、就職活動に厳しい状況の中で、中小企業に目を向ける動きもあるということですね。
参加人数が昨年より減った要因として考えられるのは、参加企業数の減少。
今年は12社の参加と昨年より8社も減ってしまったことが、学生の足が遠のいた理由なのだと思います。
学生には申し訳なかったですが、それでもアンケート結果では、学生の満足度は93%とまずまず。
少ない企業数の中で、何とか価値を提供できたようです。
今回の参加学生を見ていて感じたのは、友達と参加する学生が非常に多かったこと。
毎年、友達と来る学生はいますが、今年は特に目立ったように思います。
友達と一緒に企業ブースに行って、興味がかぶったらどうするのでしょうか?
その瞬間から即ライバルになるわけです。
そう考えると、連れ立ってブースを回る感覚が解せませんね。
自分の将来を決める就職なのだから、もっと一人で向き合って欲しいものです。
一方、事前に企業情報を調べて、興味を持ったブースに直行する学生もいました。
参加企業からのアンケートにも書かれていましたが、例年になく意識が高く、しっかり準備している学生も多くいました。
都内の大学から単独で参加している子たちがその部類に入るのかもしれません。
インターネットで情報収集し、参加企業の詳細を調べて、その企業に会いに行く。
4社の企業に参加学生の質が期待を上回ったと答えていただきましたが、自らの意思でこの行動ができる学生と出会えたのでしょう。
就活生も完全に2極化しています。
いかに意識の高い学生を集めるかが、イベント主催者に求められますね。
無料で参加できる合説が増えている今、今回のような形態の合説はビジネスモデル的にもクオリティ的にも限界。
当社には来年の就活イベントの形を模索することが求められています。
また、今回の合説の運営には、大学2年生が2人アルバイトとして参加しました。
来年の就活の参考にもなるということで手伝ってもらったのですが、2人とも大活躍でした。
開場前の準備や来場者対応、企業対応、場内アナウンスなど、責任の大きな仕事を任せましたが、しっかりとこなしていました。
場内アナウンスなどは、事前に原稿を読みこんできたのでしょう。
見ていて安心感がありました。
彼らに合説の感想を聞いたら、「見ていてわかりますね」とのことでした。
客観的に就活生を見ていれば、企業が欲しい人材か欲しくない人材かはすぐ分かるものです。
顔の表情や立ち居振る舞い、マナー、行動力などの見た目や第一印象がいかに大事なのかに気づいただけでも彼らにとっては収穫だったと思います。
合説はすでに選考の場なのです。
参加企業の中には、説明後に、企業訪問シートにABCのランクを付けている企業もあります。
説明会でブースに座って話を聞いている段階で評価をされているのです。
そのことに気づいてほしいなあと思いました。
合説後の打上げでも2人は大活躍。
この2人との出会いのきっかけがツイッターだったことも驚きですが、こういう縁が仕事を楽しくしますね。
彼らは来年の就活は問題ないでしょう。間違いなく乗り越えられるはずです。
3月は違う形態での合説にチャレンジです。
企業にも学生にも喜んでもらえるイベントにするためがんばります。