45歳!!
Newspicksでこんな記事をみつけました。
45歳以上に対し、早期退職・希望退職者募集の嵐が吹き荒れているということ
45歳からの早期退職の募集がすごいことになっていますね。
実は私も今年45歳になります。イチローの引退も45歳だったわけですが、一部上場企業の社員でもキャリアチェンジを強烈に考えさせられる節目の歳のようですね。
先を見通すことが苦手な私ですが、自分が40歳を超える頃に早期退職が増えることは予測していました。というのも、私が27歳の時に転職を考えたきっかけがこれなのです。
当時、大手損保の営業マンだった私ですが、支店の業績評価のためにお客様の役に立たない提案を行ったり、意味のわからない社内販売協力に奔走したり、納得のいかない仕事が多く、自分自身の営業マンとしての本当の成長を感じられずにいました。
このままでは、40歳を迎えるころには潰しが効かなくなってしまいます。自分の上にはバブル時代に入社した先輩がものすごい数いましたから、そのころには会社から肩たたきに合うだろうと。
それで猛烈に危機感を感じて、将来のキャリアを考え転職したわけです。早いもので、そのころに考えていた歳になってしまったのですね。
自分個人を高めてきた人は良いですが、そうではなく、会社の肩書や役職で仕事をしてきた人にとってはとても厳しい選択になりそうです。
大きな組織の中で影響力を発揮する力のなかった私は、結果、あの時に飛び出してよかったと思います。転職、起業と茨の道でしたが、それが今に活きていますね。
とはいえ、人生100年時代においてキャリアチェンジ、ライフシフトは1回で終わるはずがありません。70代になっても楽しく働けるように、新たな知識やスキルを身につけないと。
それこそ、自分の好きなことをやる、自分の好きな生き方をするためにも「学び」が大事な時代になっているなあと感じます。
ITやテクノロジーが発展し、多様な働き方、多様な生き方ができる世の中になっているからこそ組織や慣習に縛られて、漫然と生きていてはいかんなあと。
経営者側としては、早期退職をリストラではなく、新たなチャンスと捉えられる社員が増えるよう、ライフプラン、キャリアプランを考えるための機会提供をしっかりとしていきたいと思います。