60年前の履歴書。
こんにちは。 千葉キャリ reireiです。
先月~今月にかけて、大好きだった祖父母が相次いで他界しました。という記事を以前に書いたのですが今日はそのつづき。
バタバタと亡くなってしまったのでreireiの実家では遺品整理をすすめています。そんな中、先日、祖父の履歴書を発見しました。
←見つけたのがこれ。
B4の用紙に縦書きで毛筆。
大正14年生まれの祖父の28歳の時、1953年の履歴書です。
57年前の履歴書なんですねー。
色々びっくりポイントはあるんですが、まず驚いたのはその薄さ。
半紙だと思うのだけど、私が小学生の時に使っていたものよりも薄いよー!
というごく薄の紙質。
古くて痛みがありますが、全くやぶれていない。
今でも履歴書は修正ペン不可ですが、ここから来てるんでしょうかね。
全体像を見てみますと
内容も、書き方も今とは全く違います。
志望動機も家族構成も、趣味も写真もないんですねー。
非常にシンプル。
中身は、まず履歴書というタイトル そして、本籍地と現住所。
本籍地は差別防止のため、現在は記入もいりませんね。
名前と生年月日があって、学歴と職歴。
趣味や資格欄、志望動機はなくて、特技と賞罰。特技の欄に普通自動車免許があるかんじ。
そして、最後に、記入日と「右の通り相違ありません」という宣言と本人の署名。
これ、今の履歴書にないものですね。
ちゃんと確認した後に、一筆「間違いないよ」という宣言。 欲しいなー、と思いますね。
時代を感じるのは、連絡先の電話番号とかないところですね。
電話の普及はまだだったのかな?採用可否の連絡はどうやっていたんでしょう。電報?手紙かな?
ところで、履歴書に「趣味」やら「家族構成」やら「志望動機」やらが必要になったのはいつなんでしょうね。
手当なんてなかった時代は、家族がいても扶養手当が出るわけもないから、記入する必要もなかったのかしら。
通勤手段も、最寄駅もないのは、通勤手当がなかったから?
今は一般的になっている通勤手当も実際は義務ではないので、この時代はなかったのかもしれませんね。
当時に比べると、働く環境というのは随分変わっているのでしょうね。
そんなことを感じるひと時でした。
おまけ☆☆
自分の就活時代はどんな時代だったの?労働経済白書 を見てみよう。
http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wp/index.htm
ちなみに 祖父の転職時代(昭和24年)の労働経済白書
http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wpdocs/hpaa195001/body.html
・・・漢字が相当旧字です。
戦前の住宅事情も面白いですよ。一人当たり平均3.1畳だったんですって。セマイ!
ではまた。