ふるさと就職応援ネットワーク
先日、 ふるさと就職応援ネットワーク(通称、Fネット)の例会に参加してきました。
ふるさと就職応援ネットワークとはこんな会。
ふるさと就職応援ネットワーク(通称、Fネット)は、人材ビジネスに取り組む日本各地の企業が相互に呼びかけることで、2008年に結成した任意の全国組織です。発足時は12社からのスタートでしたが、現在、北は北海道から南は沖縄まで20社まで加盟企業は広がっています。
例会では、「経営者及び幹部同士の学びの場」となるよう情報交換や勉強会などを行っています。
今回の勉強会では、株式会社人材研究所の社長である曽和利光氏をゲストに迎え、改めて地域の中小企業における採用課題を学びました。
中小企業の採用活動を語る上では求人メディアへのダメ出しも欠かせません。求人メディアの社長が集まる会でダメ出しを求められるわけですから、ゲスト講師も大変なプレッシャーかと(笑)
でも、我々にとってはこういう率直な意見をもらう場がとても大事です。変化の激しい人材業界において、ただ同じサービスを続けているだけでは存続できませんからね。
今年の弊社のテーマは事業革新と新規事業立ち上げ。急ピッチで進めないといけないなあと改めて危機感が募ります。
情報交換では、各社ともに同じ危機感を持ってどんどん新しいチャレンジをしていることが感じられました。一番目立っていたのは、金沢の株式会社人材情報センター。
スマホで参加する就職イベントというコンセプトで「Web説」というアプリを開発したそうです。
Web説の中に機能で面白いのが、企業に対する「お題」提出。
アプリ内で参加企業に
「人事担当者の自己紹介をお願いします」
「どんな人が働いてるの?」
「今日のお昼ご飯は何?」
「営業担当者のカバンの中身は?」
といったお題が出され、各社がそれに対して答えるそうです。
社員食堂での団らん風景を投稿する会社があれば、たまたま忙しくてカップラーメンを食べているというエピソードを投稿する会社もあり、各社の雰囲気や素の様子が伝わりやすそうですね。
同社に限らず他の会社でもスマホアプリ開発を考えている会社は多いようで、採用支援、就活支援のスタイルは大きく変わってきました。学生の就職活動が多様化する中で、中小企業が「いかにして学生に見つけてもらえるか」「いかにして企業の本当の雰囲気や魅力を伝えることができるか」「いかにしてマッチングを成功させるか」といった視点で新たなサービスを立ち上げていくことが大切ですね。
Fnetには「若手・中堅社員の研修の場」という位置づけもあり、今回は同時並行で新卒から中堅まで約20人が集まった1泊2日の集合研修が行われました。
人材ビジネスを通じて地域や地場産業の発展を目指す同志が集まるFnetでのつながりを今後も大切にしていきたいと思います。