転職意識調査
昨日の日経新聞に「転職意識調査」が掲載されていました。

それによると全体の転職希望者は38%だったそうですが、
20代の男性の半数は転職を希望しているとのことでした。
これは多いのか、少ないのか。
転職を希望する理由は様々です。
多くは今の仕事や職場に対する不満から来ると考えると
半数以上が不満を持ちながら働いていることになるのでしょうか。
つい先日、「現職にやりがいを感じているか」という質問の答えが77%で
日本は調査国の中で最下位だったという記事が出たばかりなので、
そこがリンクしてしまいました。
(ちなみに、インド95%、マレーシア94%、ドイツ93%だそうです)
現状の問題点から回避することだけを目的にしているとうまくいかないものです。
自分がなぜ転職を希望しているのか。
その背景をしっかりと捉えてほしいと思います。
キャリアカウンセラーがカウンセリングで重視するのもそこ。
「何を問題としているのか」を探るのではなく、
「そのこと(問題)をなぜ問題として捉えているか」が重要だったりするのですね。
さて、それはさておき、
転職の際の条件として重視するのは全体では
1.給与水準 74.8%
2.仕事のやりがい 56.2%
3.会社の将来性 39.7%
だそうです。
もちろん、性別や年齢によって違う訳で
女性は「福利厚生」を重視する傾向が強かったり
20代の男性は「転勤がないこと」を重視する傾向が強かったりするようです。
地域によっても状況は違うのでしょうね。
私が人材紹介で求職者に会う中で感じるのは、調査結果とは違って
「給与面を重視しない方が意外に多い」ということ。
「給与は下がってもいいから千葉で働きたい。」
「給与は下がってもいいから労働環境を変えたい。」
特に男性からそんな要望をいただきます。
子供ができた、親が倒れた、
それぞれに転機があって、価値感が変わるのでしょうね。
また、「転勤をしたくない」という要望は異常なほど高いです。
調査結果を見ながら、改めて千葉というのは
変わった地域なんだなあと感じました。