転職ではマーケティングの視点が重要
リクルートキャリアが中途採用における求人倍率の公表を、2月に取りやめたそうです。
転職求人倍率の指標性揺らぐ
理由は、求人倍率が市場の状況を現しづらくなっているから。
記事にもありますが、例えばIT業界の求人倍率といっても、専門性がかなり高まっていて業界や職種を一概には言えなくなってきていますし、副業の求人を1件の求人としてカウントしてもいいのかなど、確かに指標として分かりづらくなってきていますね。
求人倍率だけで求人市場を理解することは難しくなってきていますが、転職においては市場を緻密に分析することがとても大事です。
ちょうど昨日読んだ記事に、転職において市場分析がいかに必要かを教えてくれるものがありました。
「自分の市場価値を高めなきゃ」で消耗している人に読んで欲しい話」
「マーケットを正確に把握できれば、商品の質は多少低くても、めちゃくちゃ儲かる」
要は「商品の質を高める」よりも「成長マーケットに飛び込む」ほうが100億倍重要なのだ。成長マーケットで商売をしていなければ、どんなに良い商品でも買い叩かれ、利幅は薄くなる。はたらく人は疲弊し、無駄な競争ばかりが増える。
「商品」=「自分」ということで、自分の質を高めることに勤しむことよりも、成長マーケットに属することの方が、市場価値が高まるということを語っています。
特に自分の子供の将来を考えると、専攻する分野を検討するにあたっても、昔以上に市場の理解が重要になってきているように思います。だからこそ、できるだけ早い段階で将来のキャリアを考える癖付けをすることやキャリア教育が大切になってきています。
とはいえ、成長マーケットは競争も激しいもの。成長マーケットの中でもニッチな分野を見つけたり、成熟マーケットの中でイノベーションによりもう一段階成長が見込めそうな分野を見つけたり、ビジネスにおいても就職においてもマーケティングの視点がより重要化しているのは間違いありませんね。