プロフェッショナル人材とは
非常に多くの気づきがあったので、アウトプットしておきます。
よく社内でも「プロとして・・・」という表現をしますが、勘違いしては
いけないのが、このときの「プロ」は野球のプロとは違うということ。
野球のプロはそれを職業としているという意味で、その証拠に
プロの反意語はアマチュアになるわけです。
では、上記で言うプロフェッショナルとはどういう意味か。
高橋先生は、プロフェッショナルは
「専門性を使って成果を出す人、変革や創造性の担い手」
だと話していました。
そういう意味でプロフェッショナルの反意語はサラリーマンではないかと。
私も大きく賛同します。
私の前職でも、サラリーマンになるな!ビジネスマンになれ!というメッセージがありました。
そこでいうサラリーマンは「創造性欠落者」という意味で、
特徴として以下の項目が挙げられていました。
・受動的である(無目的)
・できるだけやる…(目標未設定)
・本質が見極められない
・自らの仕事(プロセス・成果)が不鮮明
・既成概念への固執
強いメッセージをよく覚えています。
ちょっと脱線しましたが、そんなプロフェッショナル人材を企業は欲しいわけですね。
ただ、ここで注意しないといけない点として指摘されていたのは、
サラリーマンのような従順さをプロフェッショナルに求めてはだめということ。
確かにその通り。
プロフェッショナルとして、従順ではなく、
時には会社や上司に厳しい指摘をしてくる人材であるべきです。
ついつい従順なるプロ人材を求めがちですが、そんなものは幻想だと知る必要があります。
どんどんダメ出しをした上で、本当に成果を出してくれる人が中小企業には求められますね。
講演の中で、プロフェッショナル人材としての特徴としていくつか指摘がありましたが、
その中で2つほどアウトプット。
1つは、「自らWhat構築できる」こと。
howは経験と知識と論理思考で考えられますが、
正解のないwhatを思いつくのは知識経験だけでは不十分です。
whatは正解がないので人には聞けません。
観察して考えて仮説を立てて行動する必要があるんですね。
この正解のないことを思いつく人こそプロフェッショナル人材だということ。
もう1つは、ネットワークの多様性、開放性を持っていること。
1.少数の同質性の高い人たちとの濃密で強い閉じたネットワーク
2.多数で多様な人たちとの薄い弱い開いたネットワーク
もちろん2のネットワークを持つことが大事なのです。
外部の多様な人たちと弱くてもいいので開いた人間関係を作っていくことが
重要なんですね。
弊社の仕事でもとても身近ですが、
同じ転職を繰り返したとしても、
転職を通じて人脈を増やしていく人 と
転職を通じて人脈を減らしていく人 にわかれます。
まさにこの差が上の1と2の差になりますね。
また、帰るところとしての閉じたネットワークは重要ですが、
想定外のチャンスや刺激、ヒントや助けは通常開いたネットワークからくる
と言われているそうです。
確かにその通りです。
積極的に新しいネットワークを作る努力をしていくことが大事ですね。
個人的には、2の人はSNSを活用するのもうまいように思います。
薄くて弱いネットワークをいかにうまくつないでいくか。
プロフェッショナル人材になるために学ぶべきポイントですね。
大変勉強になりました。