3社に1社は採用できない時代
リクルートワークス研究所の「人手不足の影響と対策に関する調査」。
これによると、正社員、パート・アルバイトの採用人数を
確保できなかった企業は全体の3分の1にのぼるそうです。
そのうち50%以上は事業に影響が出ていると。。。
何とも大変な状況です。
我々のお客様も採用活動に本当に苦労しています。
何とかして採用につながるサポートをしなきゃ。
この調査の中で、「人材不足に関連して自社の状況にあてはまるもの」
という質問項目は興味深かった。
「同業他社が賃金などの処遇を高めて募集していて、採用を巡る競争が厳しくなった」
という回答が25.6%で全体の1位ですが、
300人以下の中小企業においては
「自社の社員の労働時間が長くなっている」
が1位となっています。
会社の規模によって問題視される状況が異なるんですね。
中小企業では採用難によってすでに現場にしわ寄せがきています。
また、特に飲食サービス業界では賃金の値上げ競争が激しくなっているようですし、
金融業界では派遣スタッフが集まらなく苦労しているようです。
さらに、建設業界は不人気業界であることが問題になっているようですね。
業種ごとの人気不人気はどんどん格差が広がっているように思います。
千葉キャリでは毎週「特集」を組むのですが、先日行った、
「不動産・住宅業界特集」のアクセス数がむごい結果でした。
待遇や福利厚生に関する特集のアクセスの実に1/5以下という
予想以上の結果に驚きました。
業界や職種の傾向を踏まえた上での対策が欠かせませんね。
さすがにこれだけ採用ができなくなると、求人広告も長期掲載化しているようです。
今朝もリクルートの代理店から、「リクナビネクストが今なら9週間掲載!」
というFAXDMが来ていました。
通常は4週間なので、半値以下ということですね。
元祖長期掲載の求人サイトとしては、価格競争とは違うところで
勝負できるようにがんばらねばなりませんね。