脱スーツ?
今週、「スーツを着て働くのがかっこ悪い」という学生の増加に、時代の変化を感じるといった記事がありましたが、新卒の採用面接で、「私服は禁止なんですか?」という質問が増えているそうです。
以前に比べて、ビジネスパーソン=スーツという感覚は薄れてきましたね。
法人営業の現場でも、ノーネクタイから始まり、カジュアルパンツ+ジャケットという服装でも特に気にならなくなってきました。ジーパン+おそろいのロゴ入りポロシャツやパーカーといった会社なんかも増えてきているように思います。
ITサービスの会社はもっとゆるく、WEB面談でほとんど私服の社員から説明を受けることもよくあります。でも、社員はとても優秀でプレゼンは素晴らしい。まさに記事の中のgoogleに関するコメントのような印象でしょうか。
3つボタンのスーツはダメとも言われていた私の新卒時代とは大違いです。
スーツがいいか悪いかは別にして
「服装が、社会的な階層や、会社のカルチャーを表す」
というのも確かになあと思います。
以前、採用コンサルの会社のセミナーに参加した時に登壇した講師のコンサルタントの言葉が印象的でした。参加している企業の経営者や人事担当者の大半はスーツなのに対して、そのコンサルタントはジーパンにTシャツ。(もちろん季節は夏です)
「こんなに暑いのにスーツで仕事させる意味はどこにあるのか?そこから考え直し、規定を変えるくらいのことができなければ、今の時代人材は集まる訳がない」
といったことを話していて、とても共感したことを覚えています。それで当社もすぐにビジネスカジュアルOKに変えたのですが。
大事なのは、スーツの是非ではなく、服装規定に関する考え方をしっかり持ち、それを語れることなんだと思います。これまでの慣習だからということではなく、そうする理由がしっかりと決まっていれば、スーツ絶対の会社にも私服OKの会社にも魅力があります。
休み方の問題も同じですが、今のリーダーに強く求められる要素ですね。
ちなみに私はここぞという時にはビシッとスリーピースのスーツを着たい派です。