任せる勇気
今日はお客様先のご好意で当社に講師役のお声がけをいただいた企業向けセミナーがあります。
いつもなら私が講師を務めるのですが、今回は社員にすべてを任せることにしました。
正直、自分で講師をやる方が気が楽です。
昨日のリハの段階で、資料の出来は今ひとつ。各ページにダメ出しをし、今朝の段階で9割、最後の手直しで完成が見えてきたという状況。。。
自分だったらこんな仕事の仕方は絶対にしないのですが、本人も何分初めての経験です。精一杯やっているのはわかっています。感情を抑えつつ丁寧にレビューを繰り返すのは本当に大変ですね。
自分で何でもやってしまう質なので、資料もこちらで直してしまいたいくらい。でも、ここで手を出したら本人のためにならない。そんな葛藤を抱えながら、資料完成までドキドキです。
とはいえ、今日の経験を乗り越えて社員が成長する姿を創造するとワクワク感も大きい。
本当に「育てる」というのは難しい。
成長するための機会を提供することはもちろん、会社として必要とする水準まで何としてでもやり切らさなければなりません。
働き方改革も大事ですが、新しいチャレンジを成功させるために寝る時間を削ってでもやるという経験も大事。ここで妥協させない強さがリーダーには求められますね。
昨日も書きましたが、好ましい組織風土醸成のための1つの要素「高い欲求水準」。社員成長のためにも、会社のサービスレベルを高く保つためにも本当に大事だなあと思います。