3年後は働き続けていないと思う?
リスクモンスターが行った
「第2回 若手社員の仕事、会社に対する満足度調査」の
結果が印象的でした。
新卒で入社した1~3年目の男女600人を対象にした調査で、
「仕事、会社に対する勤続意欲」を調べたところ、
全体の51.0%が「3年後は勤務し続けていないと思う」と回答。
「3年後も勤務し続けていると思う」は49.0%となっており、
半数以上が3年以内の転職を意識していることが分かったとのこと。
ちなみに、勤続意欲は勤務先の売上高に比例していたようです。
中小企業にとっては人材採用も人材定着も大きな課題ですね。
そうだろうなと思う半面、勤続意欲が低いなあと思うのも半面。
会社側からすると、必死に関わってなんとか一人前に育ってきた3年目辺りに
辞められるのは大きな痛手なので、なんとか避けたいところです。
まあ、辞める側にとっては、「せっかくこんなに手塩にかけてきたのに」という
会社の一方的な思いは関係ないのですが。。。
当たり前ですが、勤続意欲の低下の大きな要因は、勤務先への不満です。
給与や労働時間等、すべてを満足させることはできないしろ、
不満を把握しておくことがとても大事だなあと思います。
別の記事でアイアールという建設業界の派遣会社の取組が紹介されていました。
社員の不満を把握するため、全国を回り、1人あたり30分から1時間くらいの
時間を取り、不満を聞き、即改善を繰り返したそうです。
しかも、このヒアリング内容を、会社のフェイスブックに公開したとのこと。
会社に対する不満は多くても、「社員の不満を解消するために行動してくれる会社」
であることがわかると、多少なりとも「辞めたい」という気持ちは和らぐもの。
この姿勢は見習わないといけないですね。
やはり社員との対面でのコミュニケーションは大事です。
当社では毎週月曜日に10分程度の個別面談を行っていますが、
これはしっかり続けていかないといけませんね。
とはいえ、個別面談だけでは不十分。
不満が溜まって信頼関係がなくなっていくと、本音を言わなくなってしまいます。
本音で不満を言ってくれる関係性を作っておくことが大事だなあと改めて感じました。
経営者にとって不満を面と向かって言われるのは痛いですが、
不満を言ってくれることに感謝ですね。
もちろん、一方的な勘違い不満はしっかり正してあげないといけませんが。
これも信頼関係がなければ難しいこと。
結局、全ては信頼関係ですね。