履歴書の郵送を求められた時の注意点とは
求人サイトから応募をしたのに、「履歴書を郵送してほしい」と連絡を受けることがあると思います。
その際の注意点をいくつかまとめてみたいと思います。
企業側の視点を考えてみる
そもそも企業側が履歴書の送付を依頼する理由は何か?
もちろん企業によってケースバイケースではありますが、考えられるのは次のようなことになります。
・字が見たい
書類など字を書く仕事が多い場合はスキルとして見ることがありますし、
年配の社長などには字で性格や人柄をある程度判断しようという意図があります。
・顔が見たい
経歴だけでなくその人の雰囲気が知りたいというケースもありますね。
・マナーが見たい
書類のやりとりの基本的なマナーを知りたいというケース。
お客様との文書のやりとりが多い会社、対外的にビジネスマナーが求められる会社、職種でなどではマナーチェックとして書類送付を依頼するケースがあります。
・真剣度(志望度)を見たい
履歴書、職歴書の送付は面倒なもの。丁寧に時間を取って行うかどうかをチェックしたいというケースですね。
・WEB履歴書だけで判断すると申し訳ない
応募が多く全員の面接はできない。でもWEBだけで判断するのは申し訳ないのでしっかりと書類選考でというケース。
・ただの慣習
これまでそうだったからというだけの理由
これらを想定して郵送の対応をする必要がありますね。
そもそも面接前に書類送付を依頼しているということは、ものすごく簡単にいうとムダな面接を避けたいということ。
選考にあたって書類選考のウェイトが高いということになるので、そこを意識した書類作成が求められると思って良いと思います。
履歴書・職歴書郵送時の注意点とは
以上を踏まえて注意する点は以下のような点になるでしょうか。
・丁寧な字で
字の上手い下手よりも丁寧に書いているかどうかが大事。
履歴書送付を依頼してくる先は字を見たい可能性が高いので、手書きがオススメです。
IT企業などは滅多に履歴書送付の要求などしないですからね。
・送り状をしっかりつける
マナーとして、送付状や挨拶文をつけることが大事。
もちろん、封筒の書き方も注意です。
「株式会社◯◯御中 人事担当者様」などと間違っても書かないように注意しましょう。
(“御中”と“様”は一緒には使いませんよ!2013年の記事、千葉キャリ御中種村様もご覧ください。)
・1週間以内を目途に
真剣度を見せるという点では1週間以内に送付するのが良いでしょう。
応募しているなら志望動機などは固まっていると企業側は判断しています。
後は書いて出すだけですからそれほど時間がかかるとは思っていないでしょう。
書類の郵送を求めるのは、現場感覚として
・年配の社長がいる会社
・製造業
・人となりを重視する会社
などに多いでしょうか。
ネットの発達している環境なので、ネットで完結するのが本当は楽なのですが、企業側にも意図があるということを想像することが大事ですね。