求職者必見!中小企業の書類選考に通る履歴書作成の5つのポイント
地元の中小企業の採用事務局として数多くの履歴書や職務経歴書を見てきたけれど、
もったいなあと思うことが多々あります。
面接にこぎつけて直接自分をアピールする機会を得られる人と得られない人
の違いって何だろうと改めて考えてみました。
履歴書の書き方などいくらでも本に出ていますが、
改めて基本を押さえることと読む側の視点で考えることが大事なのだと思います。
日頃私が見ている履歴書を振返ってみて感じた
「書類選考に通る履歴書を作成するための5つのポイント」をまとめてみました。
1.写真は最高の表情のものを使おう
履歴書の顔はなんといっても顔写真。中身も大事ですが、顔の表情で印象が
大きく変わるのは間違いありません。
でも、この顔写真に気を使っていない学生や求職者が多いことに驚きます。
ブスっとした表情で映っている人、無表情で覇気のない人など、絶対に損をしてしまいます。
学生は写真屋さんで撮ることが多いと思いますが、できれば証明写真は避けたいところです。
履歴書作成(つまり就職・転職)にかける思いも伝わってきますから、
しっかりプロに撮ってもらいましょう。
また、写真の貼り方も大事。歪んでいたり、ひどい時には端が折れ曲がっていたり、
表面に糊がついていたりということもありました。
履歴書は、ビジネスシーンで言うと名刺と同じです。
折れ曲がった名刺を差し出されたら、相手への印象は最悪ですよね。
まずは、こんなこまめなところにも気を使いましょう。
2.履歴書は手書きで書こう
これは正直、賛否両論があるかもしれません。
しかし、千葉キャリの掲載先である地元の中小企業への就職を考えると
手書きの方が圧倒的に有利です。
というのも、中小企業において人事の最終決裁者である社長は年輩であることが多いから。
年輩者は形式や履歴書の字にこだわる傾向が強いですからね。
字の上手い下手よりも丁寧に書いてあるかどうかが大事。
選考にあたっての思いを伝えるのは、まずは形から。
手書きで丁寧に書くことを心がけましょう。
3.履歴書は100均で買うな
これは何も100均が悪いというわけではありません。
書きやすいフォーマットの履歴書をしっかり選びましょうということです。
履歴書も細かいフォーマットは様々。
中には、得意な学科を書かせたり、本人希望欄がやたら大きかったりと、
なかなか自己アピールを書きづらいタイプのものもあります。
自己アピールを書くスペースが狭いなあと思いつつ無理やり使う必要はありません。
文字通り、得意な学科を書かれても選考する側は困ってしまいます。
使いやすいフォーマットの履歴書をしっかりと選びましょう。
4.自己PRはPREP法で
自己PRの書き方となるといろいろなアドバイスがありますが、私が伝えたいのは、
簡潔に分かりやすく書くと言うこと。そのためには、PREP法が有効です。
P(Point):結論
R(Reason):理由
E(Example):事例
P(Point):結論・まとめ
という構成をPREP法といいます。
PREP法は、結論を早く伝えたいときに向いています。
限られたスペースで自己アピールを行うにはとても有効だと思います。
私の強みは◎◎です。(結論)
と言うのは△△だからです。(理由)
例えば□□ということがありました。(事例)
そんな私の◎◎の強みが御社での業務にも活かせると考えています。(結論・まとめ)
といった文章の型を意識して上手くまとめることがポイントです。
接続詞にまで気を配れればいい文章になると思います。ぜひ使ってみてください。
5.志望動機は3つのポイントを押さえよう
志望動機を書く際に大事なのは、
・なぜその業界なのか?
・なぜその職種なのか?
・なぜその会社なのか?
を明確にすることです。
よくあるパターンが、
「人と接するのが好きなので、御社の営業職を志望しました」
といった内容の志望動機。
営業職に興味を持った理由はわかりますが、理由としては非常に弱いですよね。
人と接するのが好きであれば、販売職でもいいわけですから。
業界に興味を持った理由、職種に興味を持った理由、その会社に興味を持った理由を
しっかりと伝えることを意識してほしいと思います。
6.結論
企業が応募者に求めるスキルや経験とマッチしている必要がありますが、
この5つのポイントが抑えられていれば、面接に進む確率はかなり高くなると思います。
履歴書作成は基本的な部分に忠実に、気持ちを入れて丁寧に作成することが大事ですね。