離職票は転職先が決まっていても必要か
離職票はハローワークに失業給付金の申請をする際に必要な書類です。
そして失業給付金は失業時に支払われます。
では、退職時に既に転職先が決まっていても、離職票は必要なのでしょうか。
離職票は会社が発行手続きをする書類
離職票は会社を退職して10日以内に発行される書類です。
郵送等で渡される事が多いので、およそ14日程度で受け取ることになるでしょう。
離職票は前述の失業給付金の申請の他に、国民健康保険の申請や確定申告の際にも必要です。
そのため既に次の勤め先が決まっている場合、一見必要がなさそうに思えます。
ですが、万が一内定が取り消されたり、転職先を短期間で退職したりというアクシデントを考慮しましょう。
発行してもらえるのか、いつ頃届く予定か、退職前に確認しておくのがよいでしょう。
まれに転職先で提出を求められることも
転職先での入社手続きで必要な書類は「雇用保険被保険者証」と「年金手帳」が代表的です。
本来、離職票は入社手続きに使うことはないので、提出する必要はありません。
ところが、まれに転職先の会社が提出を求めてくる場合があります。
離職票には退職に関する様々な情報が記載されています。
本当に退職しているかという事実の確認や、提出書類の確認のためが主な目的であることが多いようです。
離職票を転職先に提出しても問題はない
離職票を転職先に提出すること自体は問題ありません。
退職の時点で転職先が決まっていれば、ハローワークには提出しないので手元に離職票があることでしょう。
なお、離職票をハローワークに提出した場合は、会社に提出するのは実質不可能です。
次の職場に離職票を求められた際に手元に離職票がない場合、必要な理由を会社に確認してください。
前職を退職したことの事実確認が必要なのであれば、例えば退職証明書等、他の書類の提出で済むかもしれません。
離職票は退職した際に必要になる極めて重要な書類です。
既に転職先が決まっていて自分には必要ないと思っていても、しばらくの間は捨てずに保管しておくと良いでしょう。
仮に紛失した場合であっても、ハローワークで再発行して貰えるのでご安心下さい。