いよいよ2012新卒採用の提案開始
早いもので、2012年の新卒採用の提案を開始する時期となりました。
大手企業ではすでに6月からインターンの募集などを行っていますが、中小企業においては、そこまでやっている会社はまだまだ少数。
10月の就職活動開始に合わせて、どの時期に採用活動をスタートさせるのか、これから検討する段階といったところです。
2011年新卒に関しては、学生にとって就職難だった一方で、企業にとっても採用難でした。
なかなか思うような学生が集まらないと悩んでいる企業様も多かったようです。
その課題を解決するために2012年はどうするか。
ここには頭を悩ませそうです。
早期に就職活動を行い、早々に内定を獲得する上位2割の層を狙いにいくのも一つの手。
しかし、ここには大きなリスクもあります。
この層を狙う大手企業やベンチャー企業とガチンコで勝負しなければなりません。
下手をすると、完敗してしまうかもしれません。
一方で、採用活動をしながら学生を育てるという動きも出てきています。
ただ単に学生を選考するだけでは、求める学生には出会えません。
採用活動の過程で、課題を与えて、それをクリアさせることで、社会人とは何なのか、自社の求めている働き方、人物像は何なのかを教えていくという活動。
自社への関心を高めながら、就職活動を通じて、学生が成長できる機会を与えるわけです。
大学の全体的なレベルが下がる中、企業の教育機能が問われる時代になってきましたね。
いずれにしても、中小企業において、新卒採用にかける手間暇はどんどん増大しています。
今日の日経新聞に「新卒採用の意義」というアンケートが載っていました。
採用コンサルティング会社が企業の人事部を対象にアンケート調査を行ったところ、新卒採用を行う意義について、
「将来の幹部候補生の育成」
と答えた企業が67.7%で1番だったそうです。
経営を担う中核人材は、時間をかけて社内育成したいという姿勢が表れていますね。
ちなみに2番目は、「社内活性化」で55.4%、3番目は「年齢構成の維持」で50.0%でした。
新卒は企業にとって期待の星というわけです。
手間暇をかけてでもしっかりと採用したいという企業の気持ちがよくわかります。
千葉キャリでもしっかりとサポートしていきたいと思います。