中国に行ってきました
先週末から、中国に出張だったため、久しぶりの更新となってしまいました。
今日は中国で見てきたものをちょっとだけご紹介します。
3泊4日で大連、丹東に行ってきましたのですが、一番印象に残っているのは、丹東の橋で見た光景です。
丹東は北朝鮮との国境にある都市で、鴨緑江という川が国境なのですが、そこには鴨緑江橋梁という橋がかかっています。
1本は車や電車で北朝鮮に入国できるため、僕たちは通れないのですが、もう1本は朝鮮戦争でアメリカの爆撃を受け、途中で壊れています。
川の真ん中の壊れた部分までが観光名所として入れるようになっているんですね。
そこから見た風景がこの2枚の写真です。
ビルが立ち並んでいるのが中国、少し遠いですが、大して高い建物が見当たらないのが北朝鮮です。
戦争後の数十年で、これだけ経済発展に差が出るんですね。
歴史におけるその差に大きな衝撃を受けました。
丹東という町は今後、東北アジアの工業の拠点になる都市です。
誘致計画が進んでいる開発区の工業地帯を視察しましたが、正直とんでもない広さに度肝を抜かれました。
日本の大企業が中国に進出し、中国人を労働力とする時代は終わり、中小企業が中国で技術協力をしながら世界に誇るモノづくりをしていく時代に変わってきています。
メイドインジャパンからメイドインアジアという視点を持つことが大切かもしれませんね。
今後の世界経済において中国はとてつもなく重要な存在ですが、その中国とどのように協力関係を作っていくのかが今後の日本の課題だと思います。
ちなみに大連も丹東もホテルのテレビはLG電子でした。
アジアでの家電競争で日本は出遅れていると聞きます。
中国を目で見て感じて、意識を変えないと数年後に日本は取り残されてしまうかもという危機感も感じました。