合同新入社員研修
先日、千葉キャリ主催の合同新入社員研修を実施しました。
異業種の3社から10名の新入社員が集まり、ホップ、ステップ、ジャンプということで、9月までの6か月の間に3日間×3回の研修を行います。
スタートアップとなる今回は、ビジネスマナーの習得はもちろんですが、
「社会人・企業人としての取り組み姿勢を形成すること」
「ビジネスコミュニケーションスキルを磨くこと」
を重点テーマとして研修を行いました。
一人前の社会人として成長するためには「働くこと」に対する自分なりの理解、コミットができていることが大事です。
研修の初日には長い時間をかけて「働くとはどういうことか」について徹底的に議論させました。
ここで働く目的が自分なりに腑に落ちていることが重要なんですね。
また、グループ分けをして発表や発言の都度、しっかりと評価をすることで、リーダーシップ、チームワーク、競争を意識してもらいまいた。
たった3日間の研修ですが、素直で成長意欲の高い新入社員は大きく変化します。
初日と見違えるように変わった表情を見ると達成感がありますね。
研修を終えた後の講師との反省会(?)でのお酒は格別でした。
3日間の研修を終えて感じたのは、今年の新入社員は、「自己成長」への意識が非常に高いこと。
「成長したい」という発言が多いことはもちろんですが、積極的に発言をするし、改善要求に素直に従う姿が印象的でした。
彼らの意欲を損ねることなくしっかりとフォローしてあげたいですね。
一方で、グループ発表などを通じて
「表現が抽象的で具体性がない」
「勉強、成長という言葉が好きで結果にこだわらない」
「他人を褒める、尊重することが好き」
といった傾向も感じました。
「競争」を経験していないゆとり世代特有の特徴なんでしょうね。
今月の日経ビジネスに新入社員の指導のコツが載っていましたが参考になります。
1.何事もとことん説明すること
⇒理解し、納得すれば素直に一生懸命仕事をする
2.先輩風を吹かすこと
⇒昔ながらの濃厚な人間関係に憧れたり、頼れる強い先輩を渇望している
新入社員の特徴、傾向を理解しないとよい指導はできません。
組織の中で新入社員を早期に戦力化するには、上司・先輩のフォローが今まで以上に大事だということを改めて感じました。
新入社員だけでなく、20代半ばから30代前半の先輩社員の教育も欠かせませんね。
ということで6月に改訂版の「先輩力養成講座」を開催することにしました。
うちの社員も毎月の研修を通じて大きく成長しています。
覚悟を持って継続的な研修・教育をする!
改めて研修の効果と重要性を感じた3日間でした。