大学内で経営者座談会を開催しました
昨日、千葉県のある大学で、経営者5名と学生の座談会を開催しました。
学生にとっては、中小企業の経営者と直接話す機会はそれほど多くありません。
もの珍しかったのか、あっという間に定員の50名は埋まってしまったようです。
内容は、経営者1名に対して学生約10名がグループとなってテーマを決めて話し合うというもの。
テーマ別に40分の座談会を2回行い、30分の質疑応答を1回とかなり長時間でしたが、多くの学生に満足いただけたようです。
座談会では、学生からの積極的な質問が出ていましたし、経営者も熱くなって語っていました。
話の好きな経営者が多いですから、40分という時間は逆に短かったようですね。
中には暴走気味の社長も(笑)
今回の座談会を開催した趣旨は、学生に中小企業の良さを直に感じてもらいたかったから。
地元企業や中小企業への関心の高まりを感じますが、大手企業に入るのが難しいから中小企業へという甘い考えで就活をしている学生が多くいることも事実です。
しかし、大手企業と中小企業では働き方や仕事観、キャリアプランなど大きく異なります。
それをしっかり考えた上で就活をしないと、就活はうまくいきませんし、仮に内定を取っても、そのあとが苦しくなってしまいます。
今のように就職環境が厳しいと、どうしても「就職」をゴールにした就活になりがちです。
でも、就職は新しい人生のスタートでしかありません。
もっと先の人生を見据えた上での就活をしてほしい。
そんな思いから今回の座談会を企画したわけです。
5人の経営者は、全員2代目から4代目という会社の後継者でしたが、様々な経験を持っていて面白かったですね。
大手企業に入社後、現在の会社に入った方やMBAを持っている社長など。
学生には、様々な経営者の生きざまなども参考になったのではないでしょうか。
アンケート結果は、半数以上が5段階評価で5と大変高いものになりました。
開催してとてもよかったです。
こんなイベントを今後もやっていきたいと思います。
経営者の話でよかったなあと思ったものを抜粋します。
経営が目的になっている会社はダメ。
何かを目標に経営しているかどうかが大事。
就職活動も同じです。
自分がこの道で頑張りたいと決めた道をいくことが大事。
能力よりも方向性を持っていることが重要。
方向性が固まっていれば、できないと思っていたこともできるようになる。
素直というのは、先輩からの助言や指摘を受け入れられるかどうかに現れる。
友達同士のコミュニケーションと仕事でのコミュニケーションは変化する。
言いたくないこと、言いづらいことも言わないといけない。
それを受け入れられるかどうか。
大手と中小の違いは、社長が変わらないこと。
自分が転職しない限り、10年も20年も付き合うことになる。
それが中小企業の人間関係の深さ。
会社選びをする前に自分がどんな人間なのか客観的に見ることが大事。
学生時代に何をしてきたのか?
言えないのであれば、これから1年で何をするのか考えてみよう!
短くまとめてしまいましたが、どれも深いメッセージです。
今後の就活の気づきになればと思います。
最後に就活生にお小言。
誤字・脱字には気をつけましょう。
アンケートの5枚に1枚は誤字がありました。
当社の会社説明会などでも感じましたが、誤字は恥ずかしいですよ。
それだけで、マイナス印象です。
気をつけましょう!