心に火をつける
先日、ある大学のキャリアセンターの先生から、学生の就活支援を行う上で、「心に火をつける」ことを心がけて接しているということを伺いました。
自分自身の就職活動なのに、どこか他人ごとな学生が非常に多いそうです。
何かしらの刺激を与えることで活動を変えるきっかけにしてもらいたいというのがその先生の意図です。
いい話のような、寂しい話のような気がしますが、就職活動で苦労している学生と話していると確かに彼らが燃えていないことを強く感じます。
「何が何でも何かを成し遂げたい」、「是が非でも何かを手に入れたい」という経験がないのでしょうね。
そんな彼らの心に火をつけるにはどうしたらいいか。
難しいですが、私はやはり「燃えている人と会うこと」「燃えている人の本を読むこと」が第一歩ではないかなと思います。
冷めているとなかなか受け入れられないものではありますが、猛烈な刺激を与えてくれる人と現実にもしくは本や映像の中で出会うとよいのではないでしょうか。
私が最近読んで心が燃えた本をご紹介します。
神田瀧夢氏の「サムライスピリット 」。
神田氏は日本人で史上初めて、ABC(全米3大ネットワーク)のゴールデンタイムで、「I Survived A Japanese Game Show」の司会を務めたコメディアンで俳優です。
アメリカで俳優になるために、エージェントを160社も回ったそうです。
日本が好きだからこそアメリカに渡ったというサムライスピリット、死に物狂いで壁にぶつかり乗り越えようとする姿勢や精神力は、単なるサクセスストーリーと思うなかれです。
とてつもないパワーを感じる一冊。
少しでも興味が湧けば、ぜひ読んでみてほしいですね。