応募者への感謝を忘れずに!
新年度を迎え、求職者の応募件数が増えてきました。
毎年、5月末くらいまでがアクセスの一番多い時期です。
この時期は、求職者からの問い合わせ、クレームの増える時期でもあります。
圧倒的に多いクレームは、「応募したのに返事がない」というもの。
その他、「HPには未経験可と書いてあるのに未経験を理由に不採用とされた」
といった問い合わせもあります。
これは、人材を採用する企業側が誠実に対応すべき問題です。
忙しい中、応募者が増え、処理を忘れるということもあるとは思いますが、自社に応募してくれたことへの感謝を忘れてはいけませんね。
先日も、「未経験可と言うことだったので、1日がかりで履歴書と職務経歴書をまとめ、提出したところ、経験がないという理由で不採用になった」との問合せがありました。
これはつらいですね。
「何だよ、それ」という怒りがこみ上げてくる気持ちがよくわかります。
こういう問い合わせは本当に悲しい。企業側には状況を確認して、事実であれば、厳重に注意すると同時に、求人原稿の見直しをしなければなりません。
企業側に時には厳しく指導することが、求人サイトを運営する我々には求められていると思います。
インターネットの普及により、募集活動はしやすくなりましたが、対応一つで企業の信用は損なわれます。
そのリスクに気づいていない会社も多くあります。
求職者のためにも、企業のためにも我々がもっとしっかりしなければいけないと強く感じますね。
企業から応募への返信がない場合、求職者にとっては、大きく3つの対応が考えられます。
①その企業への見切りをつける
1週間以内に返事すらよこさない企業は対応に問題がある。
だから、選考をこちらから辞退してしまう。
②企業に連絡する
ひょっとしたら、何かのミスで返事が遅れているのかもしれません。
直接電話して確かめる。そして、次の選考に進めてもらうよう話す。
③返信がなかった理由が自分にもなかったかを見つめなおす
自分のエントリーシートに魅力がなかったのかもしれないと考え、エントリーシートの内容をもう一度見直す。
この中で①の対応をすることは簡単です。
でも、出来れば、その前に②と③をやってほしいと思います。
一度は興味を持った会社なのであれば、連絡がないことで引いてしまうのではなく、直接確かめるという積極性を持つことも大事です。
そこでの対応がまずければ、それこそ「こんな企業、こちらから願い下げだ」でいいと思います。
その上で、転職活動をよりレベルアップさせるためには、③の意識を持つことも大事です。
対応が遅れているのは企業側に100%非がありますが、応募のメールを確認した瞬間に、企業側が不採用という認識を持っていることがわかることも多々あるのです。
採用活動を行っている企業から興味を示されなかったということは、企業の求める人材像とミスマッチがあったということでもあります。
どこにミスマッチがあったのか、そして、自分の経歴やPRが魅力的に書けているかを振り返ることができるといいですね。
②にしても③にしても、あくまでも前向きに捉えることが大事です。
不採用になるたびに、自分の問題点ばかり考えていては、凹んでしまいますから。
求職者にとっては競争が激しく、納得のいかないことも出てくると思いますが、くじけずに頑張ってほしいと思います。
そして、当社は、企業側の不誠実な対応がなくなるよう、精一杯努力していきたいと思います。
自分たちの仕事の責任の大きさを感じます。