社員への要望
昨日からユニクロの柳井さんの「成功は1日で捨て去れ」という本を読んでいるのですが、社員への要望性について改めて考えさせられました。
柳井さんは毎年、元日に全社員宛てに「年頭あいさつと年度の方針」をメールしているそうなのですが、社長復帰した翌年の2006年に送ったメールが印象的でした。
「会社も個人も本当に有効な施策を最速で実行し、生き抜いて、成長していくためには各自が自問自答して最適解を見つける必要があります。そこで、私からの皆さんへの問いです。」
と、社員に質問が投げかけられています。
その質問が厳しい。
・毎日、誰よりも真剣に自分の商売をしていますか?
・あなたの仕事の受益者はあなたの仕事を高く評価していますか?
・現場を誰よりも熟知していますか?
・問題点や回答を現場で見つけていますか?
・現物を手にとって、自分の目の前で商売していますか?
・現物をあらゆる角度から見ていますか?
・最悪の現実を理解しながら、最適な解を考えていますか?
・世界中の誰よりも自分の職務に忠実に仕事をしていますか?
・お客様の要望について誰よりも熟知していますか?
・お客様のために今日何をしましたか?
・今日の我が店舗でのお買い物に、すべてのお客様が満足されましたか?
・現在の市場の状況と競合店の打ち手を誰よりも本質的に理解していますか?
・競合店の次の打ち手に勝てる戦略がありますか?
・自分の仕事に理想を持っていますか?
・理想を何よりも大事にしていますか?
・あなたの仕事は、世界の誰よりも革新的ですか?
・その仕事で本当に世界一になれますか?
・そのスピードで目の前の先行企業を追い抜けますか?
・あなたの仕事の基盤と発想の源は、現場、現物、現実ですか?
・あなたは誰よりも世界一になるために努力していますか?
これらの質問に対する応えを深く考えてください。
とあります。
ここまで社員に要望することがとても大事なんですね。
僕は要望できていないなあ。。。
もちろん要望するためには、自分がそれを実践している姿を見せてあげる必要があります。
社員の信頼をしっかり得た上で、これらの要望が平気でできるような組織風土を作っていきたいと感じました。