自己管理
先日、ある建設会社の社長と飲みに行きました。
先月常務から社長になったばかりの39歳。
スポーツマン体格でとてもパワーのある社長です。
初めて一緒に飲みに行ったのですが、見た目の印象と全然違い驚きました。
何軒もはしごして遅くまでガンガン飲むというイメージだったのですが、意外にも2軒目で9時過ぎにお開き。
2軒目のスナックでお店の子に聞いたのですが、11時までいることはまずないとのことでした。
がっつり飲むし、気持ちよく騒ぐのですが、メリハリがしっかりしています。
次の日に疲れやお酒を残さないために徹底した自己管理をしているんですね。
会社の机の前には、「自己管理のできないものは経営者失格」という張り紙をしているそうです。
さすがだなあと思いました。
その代わり5時過ぎから飲むのですが(笑)
そんな社長だったので、僕がマラソンをしていることで話が盛り上がりました。
実際は大した練習もできていないのですが、マラソン=自己管理の象徴ということになっていました。
最近、なぜかいろいろなところで趣味を聞かれることが増えました。
マラソンと答えることが多いのですが、マラソンはそのきつさを知っている人と知らない人で全然反応が違うから面白いですね。
この社長も10代の時に2度ほどフルマラソンを経験しているそうなので、余計に感心してくれたようです。
僕自身もマラソンをすることで人物評価の仕方が変わったような気がします。
例えば、鈴木宗男氏。
好き嫌いや氏がやったことは別にして、あの年でマラソンを4時間で走るというのには感心します。
日頃から自己管理、地道な努力を徹底していないと出来ないこと。
そういう強さは持っている人なのだろうなという想像はできます。
話がずれますが、相手の苦労や大変さが想像できるかどうかというのはとても大事なことですね。
最近、自然災害がとても多いですが、理不尽な災害にあったことのある人とない人でその受け止め方に大きな違いがあると思います。
同じような経験をしていないからこそ、その痛みを想像し、感情移入をすることが大切です。
マラソンの話をしながら、痛みや苦しみが共感できるというのはとても大事なことなんだなあとしみじみと考えてしまいました。
政治の世界はまさにここが欠けているんだろうなあ。