英語とコミュニケーション力
昨日、国際教養大学では日本語禁止で、英語で学ぶ環境を整えているとご紹介しましたが、学生や新入社員と触れる機会が増えている中、英語の重要性と言うのを改めて感じます。
もちろん国際的な視点や交流を持つのに英語はとても大事ですが、それに加えて、論理的な考え方、話し方が身につくのも大きいと思います。
英語では、主語+述語が一番初めに来ます。
私は○○に行った。○○をするために。
結論から話すということは、ビジネスシーンにおいてもとても大事。
特に報告をする際には、これができないと要点を得ません。
英語で報告しようとすると、自然と結論から話す癖がつきますよね。
(僕はビジネス英語は話せませんが。。。)
そして、もう一つ。
becauseという言葉。
英語では、I think ○○,because ○○.
と理由を言うところまで含めて、会話となります。
自分の意見を言っても、because・・・がないと、相手もキョトンとしてしまう。
僕は学生時代、カナダに1か月ほど行っていたのですが、初めのころは、このbecause・・・がなかったため、会話がはずまずに苦労した思い出があります。
この「because・・・」が本当の自分の意見になるんですね。
で、自分の話を言い終えると容赦なく質問や反論が来る。
それに対して、またI think ○○,because ○○.です。
その繰り返しで、自分の意見を持つ、述べるという訓練がされたように思います。
このスタイルを身につけるのもとても大事ではないでしょうか。
ビジネスシーンに限らず、面接をしていても、この力の弱さを感じますね。
「because・・・」に深みがないと、なかなか興味がわかないものです。
英語で考える、外国人と接する。
これは、コミュニケーション力を磨く上でも、とても貴重なことだと改めて思いました。
でも、英語を学んでも効果はいま一つ、英語で学ぶことがポイントなんだと思います。