遠隔勤務者は労働意欲が低い?
働き方改革の流れの中で、リモートワークの導入を検討している会社は多いと思います。
当社もご多分に漏れずで、1年ほど前に本気でリモートワークの導入を考えていました。
業務上のコミュニケーションはslackで直にできるし、
顔を合わせる必要があればzoomで会議をすればよいと思うので
検討の際の一番の課題は電話の受付でした。
営業スタッフや制作スタッフが電話を受けると何かと不便なので、
業務部門が営業を受ける体制は保っておきたいと考えていました。
なので、会社でリモートワーク用のスマホを用意して、外線がかかってきた時に
ビジネスホンと同じようにスマホにも着信する仕組みを導入できないかと。
結果、できることはわかったのですが、
余計なコストがかかることと
スマホ着信はタイムラグがあり、2コール以内に電話に出ることを
心がけている当社では使えないなあということ、
その他諸々の事情もあり、
立ち消えになったという経緯があります。
リモートワークは導入しなかったものの、できる限り非効率をなくそうと
サテライトオフィスの開設、直行直帰の承認の他、
会議や打ち合わせをバンバン削減してきたのですが、
やはりある程度は対面でのコミュニケーションの場を取ることが重要だなあ
と最近、感じているところです。
そんな中で、
「遠隔勤務者は労働意欲が低く、離職する傾向が高い」
という記事を読み、共感することが多々ありました。
(当社には結果、遠隔勤務者がいないので真偽の程はわかりませんが)
生産性ばかりを重視して、少しやりすぎたかなあと感じていて
最近は少し方向性を修正しています。
対面コミュニケーションを大きく減らしたことの弊害として
記事の中にもありますが、
・チームや組織へのコミットメントが下がっている
・アイディアの共有ができなくなっている
・仕事の後工程を担う人への配慮が減っている
といったことを感じています。
そんなタイミングでの記事だったので、ハッとしました。
周りの風潮に流されるのではなく、何が自社の組織にとって一番良いのか
じっくりと考えて戦略を練ることが大事だと思いますね。
対面の良さもあれば、リモートの良さもあります。
どちらのメリットも享受できるような柔軟な仕組みを作らないとな。
ちなみに、VR会議はどうなんでしょう?
最近非常に興味があります。
こんな記事も見つけましたが、楽しく現場にいる感覚で打ち合わせできるといいなあと。