野性の勘
先週末は、金曜日、土曜日と2日間かけて「先輩力養成講座」というリーダー職向けの研修を行いました。
4社9名の参加者でとても充実した研修でした。
研修の内容はさておき、僕が感心したのは、千葉キャリパートナー講師のリスク管理能力の高さです。
研修2日目となった土曜日の朝は、ご存知の方もいるかもしれませんが、総武線が錦糸町でのポイント故障の影響で一時不通となり、ダイヤに相当の乱れがでました。
そんな土曜日の朝、8時過ぎに講師から携帯に電話が。
「今、船橋なんだけど、総武線が止まってしまっているので、京成を利用した方がいいよ」という内容でした。
研修は2日目で開始時間は9時です。講師は15分前に到着すれば問題ありません。
30分前に到着すれば早すぎるくらいです。
それが1時間前に会場のある駅に到着しています。
これにはびっくりしました。
聞いてみるとたまたまではありません。
リスク管理として常に早めに会場入りをしているそうです。
この日は、何か胸騒ぎして、1日目より1本早い電車に乗ったということでした。
で、乗った電車の中で、今のっている電車が千葉方面への最後だということを聞いたそうです。
まさに一本後の快速電車から不通になったのです。
間一髪でした。
危機管理能力と超人的な危機察知能力(笑)には驚きです。
総武線が利用できなければ路線上、講師は研修会場に着くことができませんでした。
この1本前に乗るという行動がなければ、2日目の研修は開けなかったかもしれないと考えるとぞっとします。
常に自分の立場を考えた行動をするというのは、とても大事ですね。
危機管理意識を持つことで、危機を察知する力があがるというのは、本当だと思いました。
野性の勘みたいなものでしょうか。
経営者にもこの「勘」が必要です。
感受性にも通じる不思議な力ですね。