OFF-JTの重要性
先日、弊社の入社3ヶ月目と4ヶ月目の社員が初めての社外研修に参加してきました。
OJTだけでは高いパフォーマンスを出すための知識やスキルはなかなか身につきません。社員を育成するにあたり社外研修、OFF-JTは欠かせませんね。
以前に研修で成長のプロセスを学んだのですが、非常に的を得ているなあと思った話があります。
新人は、「無自覚・無能」からスタートして、最終的に「自覚・有能」になることで高いパフォーマンスを発揮します。
この成長のプロセスには次の2つのルートがあります。
①「無自覚・無能」→「無自覚・有能」→「自覚・有能」
②「無自覚・無能」→「自覚・無能」→「自覚・有能」
一見①が良さそうですが、②のプロセスが、成長スピードが早く、パフォーマンスも上がるんですね。指導がOJTだけだと「無自覚・有能」を生み出す可能性が強くなってしまいます。
自分の社会人3,4年目を思い出すと、まさに「無自覚・有能」の状態でした。目の前の仕事はそこそここなせるけど、パフォーマンスを上げるための知識やスキルを自覚していないので成果を継続的に上げられないし、人に教えられないのでマネジメントもできない。
この状態から更に成長していくのは難しいものです。結果的には、私は転職し、「無自覚・無能」からやり直しました。そこで、「自覚・無能」のプロセスを経たことが私には大きかったですね。
仕事はできていない状態(無能)でも、正しい仕事の仕方、パフォーマンスを上げる方法などを理解(自覚)していることが大事なのです。なので、2人には早く、「自覚・無能」の状態になるための環境を作ってあげたいと思います。
また、他社と合同のOFF-JT研修に参加することは、知識、スキルのUP以外に、モチベーションのUPにもつながります。気づきが増えますし、特に当社のような小さい会社では、社外に同期のような存在ができることはとても大事なことです。
やはり、今回、2名ともモチベーションをUPして帰ってきました。自分に足りない部分に気づいたと同時に、自分ができていること、進んでいることにも気づいたようです。成長スピードのアップが期待でき嬉しく思います。
社員のOFF-JTでの報告は、私にとってもとても勉強になりますし、励みになります。
ちなみに今回、2人の話では、当社は生産性を上げるための社内コミュニケーションの仕組みづくりではそこそこいい線行っているようです。グーグルカレンダー、slack、zoomなど当たり前のように使っていますが、中には、上司のスケジュールが全くわからないという会社や社員間の連絡ツールはもっぱら電話という会社があったようで驚いたと。IT化や生産性UPのための働き方改革が比較的進んでいる会社として少し鼻が高かったようですね。
嬉しい半面、他社はITツールの活用が遅れている中で好業績を上げているわけですから、まだまだ伸びしろがあるということ。負けずにがんばろう。