正しいやり方と意味を伝えることが重要
小学生の子供を持っていると学校の宿題に疑問を抱くことがよくあります。
その一つが、「音読」。
うちの子も、小1の間、ほぼ毎日音読の宿題が出ていたのですが、音読が大嫌いで、全くやらない。親としても特に音読の必要性を感じていなかったので、完全に放置していたのですが春休み前の2月にとうとう先生がブチ切れました。
毎日の宿題を無視する子供は「もう学校に来なくていい!」と言われ、我々親も「子供に宿題をやるようしっかり指導してもらわないと困ります」と一緒に叱られました。
私も子供の時、宿題嫌いだったし、さて、どうするかなと考えていたら、はなまる学習会の高濱さんの話を聞く機会があり納得。実は、音読をするにはものすごい意味があるということを知りました。
音読することで
・高い集中力が身につく
・高い次元の黙読力が身につく
・言語表現力が身につく
と言った効果があり、音読がしっかりできるかどうかは学力とも高い相関関係があるそうです。
完全に勘違いしていたのは、音読=「声に出して読む」ということではなく、「てにをはを読み飛ばさないように、一字一句間違えずにガッと集中して読む」ことが求められているということ。なので、だらだら声に出して読んでいるのでは全く意味がないのですね。音読と言うより精読です。高濱さんは、仕事のような読み方の第一歩目という表現をしていてなるほどという感じでした。
これにより自分たち親の中で音読をやる理由が腑に落ちました。そして、子供に音読をやる必要性を伝えたら、翌日より、進んで音読をやるようになりました。腑に落ちないと行動しないのは、親も子も同じですね。結果、今度は毎日、音読を無理やり聞かされる羽目に。一人でやってくれ~。
ちなみに指導要綱には、音読をやる意味がしっかり解説されているらしいです。それらの背景を伝えずにただ漠然とやらせてはダメ。教師任せではなく親も学習のための基本知識を収集しておく必要がありますね。
子育てを通じて大きな学びがあったわけですが、これは小学生の宿題に限ったことではありません。仕事を行うに当たっても正しいやり方、それをやる意味というものがあります。それを明確に伝えて、地道にスキルアップするための道を整えてあげることが上司には求められますね。
先日受けた、適性検査でもろに出ていましたが、千葉キャリには、曖昧な状態、不確実な状態に強いストレスを感じる人が異常に多いのです。だから、なおさら、何のためにやるのか、どうやるのが正しいのかを明確に示していくことが大事だなあと改めて感じました。