連続休暇を取るべし!
「5連休取れば5万円」 これが今年の働き方(日経新聞1月8日)
なんと、オリックスでは、5日以上連続して有給休暇を取得すると5万円支給されるそうです。
同社が17年4月に始めた「リフレッシュ休暇取得奨励金制度」は、5営業日以上連続して有休を取った社員に5万円を支給する。基本的に全社員が対象で、1人が年1回使える。初年度は約3500人が利用した。
約3500人の利用ということは、1億7000万円ほど支給されたということで、すごい金額ですね。。。
今や、有給休暇は従業員の権利ではなく、義務になりつつあります。
企業側からすると、働き方改革関連法が4月から施行されるため、有給取得率を上げるためにあの手この手を考えているということですね。
社員にお金を払って休んでもらう。
これは極端な例ではありますが、私は、本質的な生産性UPにつながるのであれば、無理にでも連続休暇を取らせる仕組みは試す価値があると思います。
有給休暇を取りづらい理由として、記事にもありましたが、
「なんとなく休みづらい」という会社の雰囲気に加えて、
「自分にしかできない業務がある」
「休んだ後の業務負担がつらい」
「目標が達成できない」
といった実務的な要素も大きいと思います。
海外と比較して、属人的な業務が多いことが日本の企業の課題とも言われますので、休めない理由は明らかに雰囲気だけではありません。
休みを取っても目標達成するにはどうするか!
休みを取っても業務を回すにはどうするか!
これを徹底的に考えることで生産性は上がります。
特に普段の業務負担が大きい人が何日も休むことで、
部下や周りの人間の働き方や意識が変わります。
その状態を無理矢理にでも作ることに価値はあるのではないでしょうか。
個人の意志ではなく強制的にやらせようとするところが日本人的だなあとも思いますが、
自分から休みを取れない風土が根付いていることは間違いないですからね。
連続で休むという点においては、当社では連続5日の長期休暇を申請してくる社員はまだいませんが、
各社員が宿泊研修を受ける際に業務を最長3日間空けるという経験をします。
その時にしっかり事前準備をすることで、本人も周りも一回り大きく成長することを感じますね。
私自身の経験でいうと、会社を作って3年目に新婚旅行で1週間会社を休ませてもらった時の印象が強く残っています。
社員数人でしたので、社長が丸々1週間いないというのは、私にとっても社員にとってもものすごい緊張感でした。
結果、休み中に会社からの連絡は一度もなかったのですが、後から聞くと、休みを邪魔しないようにとそれぞれが責任感を持って、必死で自分で業務を完結すべく頑張っていたことを知りました。
普段は私に頼っていた業務を自分で完遂させる、
上司に相談していたことを自分が決済者として最終判断をする
という経験がそれぞれの成長につながりました。
社員に強く感謝したと共に、上司がいない環境をつくることの重要性を実感しました。
今は、社員が育ってくれているので、1,2日休むのは平気ですが、さらに殻を破ってもらうために長期休暇でも取るかな。
と、私だけでなく、社員にも3日以上の連続休暇を積極的に取る仕組みを作りたいですね。
お金の支給はできないと思いますが(笑)