10年後に向けて必要なスキル
2013年に「10年後には今ある職種の約半分がなくなる」と予言し、世界中から注目されたオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授のインタビュー(NewsPicks)を読みました。
はじめて写真を見ましたが、こんなに若い先生だとは知らなかった。。。なぜか勝手に堅物の初老の先生をイメージしていたので驚きです。
それはさておき、2017年の論文『スキルの未来』では、アメリカの職業情報提供サイトONETが定義する120種類の「スキル」について、10年後の雇用市場における需要を予測し、ランク付けをしたのが↓だそうです。
上位に入ってくるのは、「ソーシャル・インテリジェンス」(「心理学」「社会的洞察力」「社会学・人類学」など「人間理解」を核としたスキル)に関わるものが多いとのことです。また、1位の「戦略的学習力(Learning strategies)」をはじめ、考えるスキルも重要になってきますね。
日本では、学び方や考え方を教わる機会が極めて少ないと聞きます。私も詰め込み型教育の時代を生きてきましたが、例えば国際バカロレアの教育などでは小さい頃からCritical Thinkingを始めとした考え方のスキルアップ教育がなされています。
日本では社会人になってから初めて知るということも多いように思いますが、中学の授業でブレーンストーミング、メモテイキング、インタビューの仕方といった考え方の型から学べるというのはうらやましいですね。
インタビューの中でオズボーン教授が言ってた言葉が印象的。
100歳まで生きられるとして、20代の頃に学んだ知識が残りの80年間、通用しつづけるかといえば、普通に考えて無理でしょう。だからこそ、人は「学びつづける」ことを習慣にしなくてはなりません。それが楽しくても、楽しくなくても、あるいはすぐには効果が出なくても。
人生100年時代。がんばって学び続けないとですね。