職務経歴書を作成する際に大事な2つのポイント+1
数多くの方の職務経歴書を見ていて、
もうちょっと工夫した方がよいと思いことがよくあります。
今日はその中でも気になる2つのポイントをご紹介。
1.略歴を書くこと
職務経歴書には見出しともなる「略歴」を記載することが大事です。
経歴がずらーと並んでいてもそれを全部読まなくてはわからないということで
あれば、人事担当者に理解してもらうには時間がかかってしまいます。
要するに「結論から伝える」ということです。
まず初めに、「自分はこれまでどんな業界のどんな職種でどのように活躍してきたか」を
端的に伝えることが大事なのですね。
端的に書くと言っても、人によっては経歴が長く、短くまとめることは難しいかもしれません。
一般的には4~5行くらいですが、場合によっては10~15行あってもおかしくありません。
人事担当者がこの人の経歴をもっと詳しく見て見たいと思わせることが大事なのです。
職歴書の見栄え的にもこの略歴があるかどうかで大違いです。
できる限り略歴を書くことを意識しましょう。
2.形式を使い分ける
職務経歴書というと、単純に過去から順番に記載するイメージがあるかもしれませんが、
実は、職務経歴書には3つの書き方があります。
1.年代式職歴記述
2.逆年代式職歴記述
3.職能別職歴記述
自分自身の職歴の長さや業務経験によって使い分けることが大事です。
1.年代式職歴記述
というのは一番オーソドックス。
初めての仕事から現在まで年代を追って書く方式です。
職歴が短い人や転職歴が少ない人に適した書き方。
2.逆年代式職歴記述
こちらは、現在から過去のさかのぼって書く方式。
中途採用は即戦力度が問われることが大きいので、直近での
勤務経験をメインに打ち出すのに有効です。
職歴が長い人にも適した書き方。
あまりに昔のことから書いてあっても参考になりませんよね。
3.職能別職歴記述
時系列の経歴にこだわらず、それぞれの職務における経験と業績を強調した書き方。
転職歴の多い方や専門性の高い職歴を持った方に適しています。
例えば、営業と管理部を行ったり来たりした人が、時系列で書いてもスキルがつかみづらい。
そんなときに、職務経験別にまとめてあると、強みが打ち出しやすいものです。
この2つが大きなポイントですが、企業への書類提出にあたっては
もうひとつ忘れてはならないものがあります。
それは、「添え状」の作成です。
履歴書・職務経歴書を企業に送る時、2つの書類だけで送っていませんか?
ビジネスマナーとして送り状があるように、選考書類の送付にあたっても
送り状の代わりに添え状をつけることが大事です。
添え状には、書類送付の目的(面接の依頼)のほかに、簡単な
自己PRや志望動機を書くとよいでしょう。
添え状があるかないかで、書類を読むテンションが変わりますよ。