女性の活用
先日、日本経済新聞社が「人を活かす会社」調査を発表していました。
女性や外国人など多様な人材を積極的に受け入れ、その能力を活かす仕組みづくりを
点数化してランキングしたものだそうです。
↓がそのランキング。
社 名 得点
1 富士フイルムホールディングス 481.92
2 SCSK 468.27
3 日立製作所 457.48
4 パナソニック 455.56
5 イオン 454.77
6 パソナグループ 449.95
7 トッパン・フォームズ 444.53
8 サントリーホールディングス 443.00
9 ネスレ日本 441.62
10 日本興亜損害保険 433.39
11 損害保険ジャパン 432.61
12 ソニー 431.80
13 リコー 430.77
14 大日本印刷 429.30
15 日産自動車 426.96
16 TOTO 426.26
17 第一生命保険 424.99
18 富士通 423.47
19 凸版印刷 423.07
20 花 王 419.27
首位の富士フィルムは、
・子どもが生後3歳になるまで最長で2年間休職できる制度
・出産祝い金として1人目は5万円、2人目は10万円、3人目以降は100万円を支給する制度
・社員が海外の大学などに留学する場合、試験に合格するために
通った専門学校の費用を最大100万円まで支給する制度
などを整えたそうです。
また、3位の日立製作所は
14人いる取締役のうち4人、50人いる理事(社内役員級)のうち2人がすでに外国人。
(12年度からは日立本体の大学・高専卒の採用数の1割を外国人にする目標)
また、女性の登用も進めており、
本体で400人いる女性管理職(課長相当職以上)を20年度までに千人に増やすほか、
15年度までに社内から初の女性役員を起用する方針とのことです。
正直、中小企業にすぐには参考にならない気がしますが、
社員が働きやすい環境を整える工夫はしないといけませんね。
(ちなみにアンケート対象は、有力企業の計1553社で436社が回答)
特に女性の活用は中小企業においてもとても重要。
景気が少し上向きになり、中小企業の採用環境はどんどん厳しくなっています。
働き方の柔軟性を高めることによって、まだ活用しきれていない人材を
うまく使うことが大事だと思います。
千葉キャリのお客様でも成長している会社は、女性の活用の仕方が上手いですね。
働く時間の融通を利かせる
有給取得をしやすくする
など、積極的に制度を整える必要があります。
先日訪問した企業では、小さい子持ちのパートさんが休みやすい連絡網と制度を確立していました。
子供が小さいと急に熱で保育園に預けられないなんて事もありますからね。
パートさん同士が助け合い、突然の休みでも業務に穴が開くことはほとんどないそうです。
しかも、パートさんから正社員への登用が2名、うち1名は役員になったと。
子供が育ち、手離れすると活躍の幅も広がるものです。
ブックオフの橋本社長がパートから社長にまで上り詰めたのは有名な話ですが、
中小企業でも可能な話かもしれませんね。
千葉キャリにもとても優秀な子持ちの女性が2名います。
パートタイムや残業なしの環境を作ることで、今まで採用できなかった人材が
採用対象として広がります。
実際に採用して、雇用の柔軟性を持つことが大事なことを認識しました。
安部政権も女性の活用を前面に主張しているのはとてもいいことですね。
ただ、育児休暇3年とかいう女性活用のための仕組みづくりには???ですが。
今の日本で、3年も職場から離れたら正直もどれないでしょ。
それより、幼稚園や保育園など、短時間でもしっかり働けるための、
環境作りを整えることが先じゃないのかな。
そもそも仕事で成果を出したいと考えている意欲的な女性が3年も休みたいと
考えているとは思えないのだけど。。。
と、賛否色々あると思うのでこの話はまた別の機会に。